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ノンジャンル・リアル

もう人間同士、戦争する必要なんてないんだ。資源と技術からして明らか

労働からの解放、文化面の創造、

これらの享受に提供、生涯学習のモラトリアン生活。



これが夢ではなくエネルギー的に可能なのは、

物理を読み解くと数学的に明らか。


繰り返すけれど、地球の生き物の生きていける最大の理由はエネルギー。

これは限りなく100%近く、太陽光のおかげなのだ。



そして前世紀までは、人間がどれだけ努力してもその太陽光のエネルギーの、コンマ3%までしか使えなかった。

それを現代は乗り越えようとしている。つーか乗り越えた。


なんのことかって。植物の光合成の効率が、0.3%と概算されているのだ。つまり植物は太陽光のエネルギーの、1%もうまく使えてはいなかった。




大雑把にカロリー計算しよう。

地表1平方メートルあたり、およそ1kジュール強毎秒、太陽光は降り注ぐ。

(資料によると正確には1.36kジュール/平方メートルだけど、ここは計算しやすく少なめにしとく)

これを概算して一年に直すと、

60秒×60分×昼間12時間×365日倍となる。すると?

15768000kジュール……


これに植物の光合成効率の0.3%を×と

47304kジュール。熱量の単位をcalに直すと4.2で割って

11262kcal/平方メートル毎年となる。


つまり農地をフルに活用できれば、平方メートルあたりこのカロリーは取れる。

無論机上の空論だ。

年間農地を休ませずフルに活用できて、かつ育ったものはすべて食材としてとの前提の概算だ。

現実はそうはいかないし、悪天候その他あるから、仮に上手く使っても収穫はこの半分未満だろう。


それでも仮にこの1/5としても、2200kcal強となるから、ざっと一人の一日分は1平方メートルの農地で賄える計算になる。


すると一人あたり、年間365平方メートルの畑があれば生きていける。

これはおよそ20メートル四方の面積だ。

農地さえあれば、健康な大人がクワで耕すにも妥当な面積だろう。



そして地球の地表は五億平方キロ、直すと五百兆平方メートルあるのだ。

人口百億としても、ひとり五万平方メートルがシェアできる計算だ。


そのうち農地が 1% なら、500平方メートル。

いまの人口ならすべてのひとは十分生きていける。



しかも人工光合成の能率は去年で7%を超えたというし。(植物の23倍以上の効率!)

アンモニア燃料の研究も進んでいる。

世界には、再生可能エネルギーのコスパが化石燃料のコスパを追い抜いた(!)地域も出たらしいし。




すると?

枯渇資源である化石燃料の輸出国は、産業をそれだけに限っているのであればもはや将来的にペイしない。

できるものなら、化石燃料はまだ金になるうちに売り払い、その金で太陽光や風力などの再生可能エネルギーを推進してエネルギー供給源をシフトするべきだ。

これらを開発しようにも資金不足で身動きできなくなってからでは遅い。



いま戦争をしている、どこぞの国にいっているんだよ。

その国は広い。

いまでこそ侵略戦争と叩かれているが、史実ではむしろいろいろな外国の侵略を何度も受けたほうの側だ。

そのたびに、広大な国土を利用しての焦土戦術と冬将軍により、侵略者を撃退してきた。


それだけ偉大な国土があるなら、

再生可能エネルギーの普及により、その国民どころか世界万民が平和裏にwin-winになるシナリオだって可能なはずだ。


犠牲を拡大するより、世界のみんなで生き延びる道を。


ご意見をお聞かせください。

異論も大歓迎です。


それと私のメイン作の連載、

九九も忘れた理系中退野郎が叫ぶ!

の方もよろしくお願いします。


私は滅多に自作の修正はしないのですが、

この短編に限っては、逐次訂正と追加も考えています。

短くまとめました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 石油産油国は、オイルマネーを軸に砂漠に太陽光発電を大量設置してヨーロッパに輸出していると聞きます。 ドイツは、海に風力発電を大量設置して発電していると聞きます。 北極圏は強風吹き荒れると…
[一言] 仰る通り、ロシアは結構攻めらた国ですよね。 莫大なエネルギーの遣い方は大切ですよね ><。
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