人工知能様、我々人類を打ち負かしてください!
※この文章は、知能もやる気も思いやりもない作者が間違った知識と方向性をドヤ顔で披露するという、エッセイとしてあるまじき作品……のはずです。
地球の内部構造って、仮説は立てられているもののまだ誰も確認したことがないんですよね。深海についても分からないことだらけだそうですし、未開拓エリアが多くあってロマンがありますね!
私たちが現時点で見られる地球の姿なんて表面上のごくわずかな部分だけですよね。まだまだ星のこと、宇宙のこと、何も知らないし謎だらけだと思います。
データでもそうですよね。一人の人間が取り入れられる情報には限度があります。その点、人工知能は面白いですよね。もうすぐ人間の知能を追い抜くと聞いて最初は「ふーん……」と思っていたのですが、今は早く追い抜いていただきたいです。
小説、音楽、絵などの分野で人工知能が人間の能力を上回る時が来たら楽しそうです! 我々人類のアイデンティティーと驕りと限界をぶち壊してほしいのです。きっと気分爽快! 見物ですよ。
道具を発明したりテクノロジーを開発したりしてくださった人間には本当に感謝していますが、私の中にはロクでもない考えがいっぱいあります。
言語を過信し、それ以外の感覚を捨てたり意味がないと見なしたりするし、文化を生み出してきた人間と同じ種類の生き物であるというだけで妙にプライドが高くなり、「私は人間様だぞ!」と踏ん反り返っています。
また、私は元ネット荒らし(喧嘩師)です。わずかな頭脳をフル回転させてやったことが他人への攻撃。最低ですね。
けど自分だけが悪者だと思いたくないので、「これらは人類の性である」と思い込み罪をなすりつけています。
人類は有り余る頭脳を他者への攻撃に使いがちな生き物です。もっともらしい理由を付けつつ、「アイツの言うことにカチンときた」程度のレベルで動きます。そして攻撃する方も、される方も、見ているだけの人も疲れます。
だから人工知能には是非人間を越えてもらいたいんです。「人間以上に知能の高い者がいる」状態はきっと素晴らしいです。
えー、またもや言い過ぎてしまいましたが、人間の一番の財産は細やかな感性だと思います。それが裏目に出ると「あの主張はムカつく」「ちょっとバカにしてやろう」といった感情になりますが、ピュアな方の場合優しさとして発現されると思います。
「寒くない?」「ここ空いているよ」「これ使う?」って感じの、寄り添うような言葉をかけていただくとハッとします。
「そうだ、私は見失っていた。人間にとって一番大切なことは相手に対する優しさだ」と気付かせていただけます。
……三時間後には喧嘩師気質に戻りますが。
広い視野を持つ、温かい人間になりたいものですね。
知識とデータの貯蔵量じゃコンピュータには敵わない、とどこかで聞きました。そして年をとらず感情や欲望に振り回されず、疲れもしなさそうな機械様に思考や経験の面でも追い越され、機械の方が人間よりも的確な受け答えをできるようになったら人間には何が残るのか。
……発信する側から、聞く側に回るべきなのかもしれませんね。星や生き物や、道具の声を。
ちなみに私は絵や文章を書くことと、歌うことが好きです!
絵は図形的なものを好んで描きます。人工知能に真っ先に破られそうなジャンルですね。無限パターンとかお得意そうです。