第3話 ~召喚~
ユーナが休み時間にトイレに行った瞬間から辺りの景色が変わった。ユーナはゲルマニア王国に召喚されたのだ。
ユーナは始め戸惑っていたが、自分が魔法使いでそして戦争をしなければならないことを召喚されてから数日間で伝えられた。
ユーナは戦争に駆り出された。そして隣の国のカリブ王国との戦争が終結するまで一兵士として戦った。
ユーナは敵の戦車に向かって魔法で作り上げたミサイルのような閃光を飛ばす。時速数千キロの閃光が戦車に当たり、瞬間、戦車は砕けて燃え爆発する。
ユーナはその戦争でカリブ王国を併合する戦争で戦車20台、戦闘機20機、そして多くの兵士を殺し勲章を授けられた。
「あいつは強すぎる」
「いったい彼女は誰なんだ?」
戦争が終わるとユーナの名声はラジオや新聞で大きく伝えられた。そしてユーナはどうして自分がここに来たのかよく把握していないまま、政権の中枢にまで登り詰めた。
一方その頃ユートはフィレンシア王国の革命の最中に召喚された。いったい何がなんだかわからないまま、ユートは共産党の一員になっていて、そして王国の首相を殺す任務を託されていた。日頃鬱屈していたユートは気晴らしに、そしてもはやここが異世界だと気づいていたので何をしても許されるし、もはや自分の命に執着はなかった。
革命の日、軍との戦争が始まった。ユートが率いるのは共産党員たちの軍で政府の軍に比べて圧倒的に少数だった。しかしユートは自分の作り出した魔法の矢によって銃を持った兵士たちを殺していく。最初は数十、徐々に政府が軍を投入し町中で銃撃戦が繰り広げられるに連れて、革命の規模は増大し、ユートの矢の威力も増していった。
ユートは目の前に現れた兵士が打った弾丸を手で消してしまう。様々な魔法が使えるのだ。仲間たちは皆ユートの強さに驚愕していた。
「あいつは強すぎる」
「あいつさえいればこの革命は成功する」
革命が終わり勝利の歌が流れた。ユートは革命の赤旗をフィレンシアの国会の上に突き刺した。
「さぁ、俺たちの時代が来たぞ。このまま世界中が共産主義に飲み込まれるのだろう」
革命後のフィレンシア国とファシズムに傾倒にしたゲルマニア王国、そして日々が過ぎるとユーナはゲルマニア王国の王女となり事実上の最高司令官となった。
フィレンシア国と名前は変わり、そのままに事実上共産主義国となったフィレンシア国では、ユートが党首となり、軍の全権を掌握した。
二人は国民に演説を行いそして戦争の日がやってきた。




