本編-0036 「名付き」達の進化と副脳教育
【55日目】
最果て島、踏破終了――。
いろいろ【領域】関係で発見もあったし、「定義」と「拡張」をしているうちにこんなシステム音が脳内で鳴り響いた。
『――領域条件の達成を確認、『爵位』を上昇――』
……うむ。
ステータスを確認したら、見事に俺の爵位が『上級男爵』になっていましたとも。この辺りも、いい加減考察を入れるべきところではあるが――そんなことよりも、【エイリアン使い】たる俺にとってもっと重要なことを先にやらなければならない。
『きゅぴ! みんなの"進化"さんが完了したんだよ! 創造主様、早く早く戻ってきゅぴ!』
というわけである。
なので、最果て島の地図更新だとか、地上部の開発状況および『爵位』に関する考察は後回し。
さて。
それじゃあ、紹介させていただくとしましょうかね……因子も色々得られた分、今回は一気に種類が増えたぞ――待たせたな、デルタ。まずはお前からだ。
***
<エイリアン種>
【螺旋獣】 ◆因子:強筋 ◆進化元:戦線獣
"名付き"エイリアンであるアルファとデルタの現在の姿。
順番で言えばデルタが先だが(実験したとは言わない)、戦線獣時代の弱点が解消された存在であるため、俺の護衛役という役目の多いアルファも進化させた。
こいつはそうだな、一言で言えば……大抵のことは"筋肉でなんとかする"ことができてしまう、圧倒的説得力を持った肉体、とでも言えば良いだろうか?
――だが、それは某ダブルラリアット的筋肉ダルマのような、縦にも横にも巨大化した、という意味ではない。
単純な図体の大きさだけで言えば【戦線獣】を更に2回りは大きくさせたようだ。しかし一方で、両腕だけが異常に太く大きく発達していた進化前と比べると――筋肉の肉付きだとか、造形だとかで「モンスター」らしさが悪魔的に洗練されているのである。
カルトで邪悪な電波を受信した古代ギリシア彫刻家が不眠不休で作り上げた"筋肉の魔獣"とでも言うべきか。筋肉に筋肉を掛けあわせた結果、異様に発達しなおかつ捩れた異形なる筋肉の四肢を備えているのである。
四肢の筋肉が単純に「太い」というのではない。
「暴力」という至上命題のために、長い四肢の筋肉は無駄が削ぎ落とされており、さながら鋼の如く。
そして『螺旋』という名を表しているこいつらの特徴が――長い手足に、上腕二頭筋だか三頭筋だかが、極太のバネのように螺旋状に絡みついて、いるのである。
進化前は単純にゴリラ的な太さだったものを、束ねて捩じったようで、まさにその名の通り"螺旋"としか言いようが無い。筋肉における、暴力性と機能美という二つの思想を調和させることに成功した、洗練されたフォルムなのである。
グロテスクだが、非常に引き込まれるものがあるね。
螺旋獣は、現状個体レベルでは文句なしの最高戦力なのである。
などと俺が悦に浸っていると、脳内に強引に割り込んでくるような闖入者どもが。
『きゅ……きゅきゅ! すごい筋肉だきゅぴ――カッコイイ!』
『憧れねぇ……いや待て、ウーヌス。お前脳みそだろ、筋肉なんて無いだろ……いくら鍛えても、ああはなれないからな?』
『そんなの知らないきゅぴ! 僕、アルファさんとデルタさんのファンになる! 筋肉万歳、きゅぴ肉万歳!』
『あ~、チーフが噛んだ~』
『噛んだ~』
ちょっと待て。
ウーヌス、お前俺が新しく生み出してやった5体の副脳蟲達からそんな風に呼ばれてるのか……ってそんなことじゃない。
お前ら「エイリアン式眷属ネットワーク」を遊び場にするんじゃない、何はしゃいでんだコラ。
『創造主様が怒った!』
『あはは、みんな逃げるんだ、雲隠れだ~』
……。
驚くことではないし、俺もいい加減慣れた。
ル・ベリも注意するのを諦めるほどだ――この6体の脳みそども、ウーヌス、モノ、アン、アインス、ウーノ、イェーデンは始終こんな調子だった。
だが、誕生してからわずか数時間で既に俺の迷宮には不可欠な存在になっているわけで、強く注意するわけにもいかず。
「随分と、騒がしくなったものだな、主殿の迷宮も」
……まぁ、話し相手には困らなさそうだともさ、全く。
話を戻そう。
次の「第3世代」の紹介に移ろう。
【城壁獣】 ◆因子:硬殻 ◆進化元:戦線獣
こいつは、戦線獣時代の鈍重さを悪い意味で悪化させ、それを武器として特化させたような存在である。
"名付き"のガンマをこいつに進化させた。
見た目は、二足歩行する犀とゴホンヅノカブトを足して2で割り忘れたような感じである。とにかく重量級で、分厚い鎧のような重厚感のある皮膚に覆われており、落盤事故に巻き込まれてもケロリとしているほどの頑丈さ。しかも足指がアンカー状になっており、歩く度に地面にめり込むほど掴むという特徴がある。
これは、硬い地盤の上で踏ん張るためである。
試してみたところ、螺旋獣の悪魔的クラウチングスタートからもたらされる巨石砲の如き突進はおろか、2氏族殲滅作戦で手こずらされた成体の雄ボアファントの全速全力の突進ですら、正面から受け止めたのであった。
体格は【螺旋獣】よりは一回り小さい(それでも戦線獣以上)が、そこにいるだけで威圧してくる"密度"の圧力が凄まじい。
まさに「城壁」というわけである。
いいね、実にわかりやすい。
こういう、何に使えば良いかが非常にわかりやすいタイプのエイリアンは、俺の望む「役割分化」型の戦力構成を考える上で、かなり使い勝手が良い――何より、敵も味方も「そういう使い方」を真っ先に連想してしまうからだ……こんな重量級の魔物が、軽い地響きを立てながら迫ってきたら、拠点防衛用か後詰めの制圧戦力用だとでも思うだろ?
奇襲には不向きだと思うだろ?
はっは!
だからこそ、こいつを投石機で敵陣ど真ん中に放り込だら、どうなると思う?
――俺が言いたいのはそういうことだ。
期待しているぞ、ガンマ。
『きゅ……ガンマさん人間砲弾? それって失敗ふら』
『チーフ、しーっ! 創造主様のこめかみに"青じそ"が浮かんでるよぉ』
『イェーデン、それを言うなら青スジだよ、ほんとに食いしん坊だなぁ~』
ええい、次だ次。
【炎舞ホタル】 ◆因子:火属性適応 ◆進化元:噴酸ウジ
噴酸ウジであったベータを進化させたところ――なんと羽が生えた。
と言っても鳥的なものではなく、肉と皮でできた巨大な翼膜みたいなものである。
それが、背中から頭側に向かって2枚、お尻側に向かって2枚。名前こそ"ホタル"だが、生え方はどちらかというと蝶々の虫羽のそれに近い――肉々しさで言えばコウモリの翼膜みたいなものなのだが。
ただし、自力では空を飛べないときた。
びたんびたんと見苦しく4枚の翼膜をバラバラに羽ばたかせることはできるのだが、どうにもバランスが悪いのか、風を受けて空を飛べるに至らないのだ。翼膜は中に骨が通っていて見た目以上に頑丈な作りではあるのだが。
――それじゃあただの邪魔な飾りかというと、実はそうでもない。
初の魔法適応因子ということで、どんなエイリアンなるか、どんな"現象"を編み出してくれたのか期待していたわけだが。
我が最初期のエイリアンの片割れであるベータは、とてもとても斜め上な「火」魔法能力の獲得の仕方を見せてくれたのであった。そしてそれがベータの、ちょっと特殊な"飛び方"にも関係している。
なんとこいつ、羽ばたく度に可燃性の酸を鱗粉の如く翼膜から撒き散らすんだよ。
それだけなら、【噴酸ウジ】の下位互換でしかないわけだが、恐ろしいことに撒き散らされるのはそれだけではない。
「火の粉」を生み出す魔法までもが、こいつの翼膜からばら撒かれるのである。
何が起きるか想像つくだろうか?
羽ばたく度に可燃性の酸と火の粉が同時にばら撒かれる結果、激しい小爆発が絶え間なく発生し――その衝撃波を4枚の翼膜で受け止めて身体を浮かすとかいう、まさかのゴリ押し力技による「飛行」を実現したのである。
――あぁ、だからこその"ホタル"ってことね。
お尻が光るんじゃなくて全身が小爆発の火気に包まれて、儚さも侘び寂びもへったくれもない「明るさ」なんだけどな。
……これじゃあ、確かに現在解析中の【飛翔】因子とは別物だわ。
ある意味で想定外の効果過ぎるわ、これ。
だが、戦略爆撃機的な意味での恐ろしさも兼ね備えているのだから、性質が悪い。
言わば酸のシャワーと火炎の小爆発を撒き散らすのである。某大空襲の主力兵器よろしく、生ける焼夷兵器である。
直接的な戦闘能力で言えば、図体と飛行能力を生かした突進ぐらいしかできないだろうが、例えば乱戦の最中に投入なんかしたら大惨事間違い無しであろう。
うん、運用にはかなり気を使わなければならない。
幸い、ベータ自身ののんびりした性格もあって、無闇やたらに空を飛ぼうとはしていない。もしそうだったら、羽を広げられないように縄か何かでふん縛るところだったが――ソルファイドとの戦いで、俺のエイリアン達が「火」に弱いことが判明しているんでな。
最果て島が「森」に覆われていることを鑑みると、こいつを戦術に組み込むのは非常に神経を使う……まぁ【樹木使い】であること濃厚なリッケル子爵が何か企んでいるならば、強力な対抗札の1枚ともなるだろうよ。
『火属性障壁花さんをもっと配置するんだきゅぴ。アルファさんが火だるまさんにならないように、守護らないと!』
おいコラ、そいつは後で紹介するファンガル種だ。
いきなりネタバレしてんじゃねぇ。
【爆裂マイマイ】 ◆因子:強酸 ◆進化元:噴酸ウジ
ゴブリン9氏族陥落作戦で一度紹介済みではある。
本体の直接戦闘力が奴隷蟲並みであることから、"質"を担うべき名付きエイリアンはこいつには進化させてはいない。
というか「酸殻爆弾」主体の運用でも、継戦能力ははっきり言って低い。
一撃の重さと制圧力、そして酸の「溶かす力」という意味ではさすが噴酸ウジの上位世代だが――"仕込み"に時間がかかるのだ、結局。
ここぞという大勝負だったりで瞬間火力を一気に高めることはできても、その後が続かない。まぁ、今後俺の迷宮経済が改善されてきて「酸殻爆弾」生産役をもっと増やすことができたら、また違ってくるんだろうが。
いや……待てよ?
ティンと来た。
ちょっと、面白い「罠」を思いついてしまったかもしれない――ふふふ。
『きゅ……きゅ……』
『チーフ、ねたばれさんはダメだからね?』
『きゅうううん』
【切裂き蛇】 ◆因子:高機動 ◆進化元:隠身蛇
監視役であるゼータを、この蛇系の「第3世代」に進化させた。
与えた"因子"は【高機動】だったわけだが――意外だったのは【隠身蛇】時代の隠密性はだいぶ薄れてしまい、純粋な戦闘系に能力が寄ったことだ。
見た目は柳のようにくねくねしていた【隠身蛇】と比べて、ナイフのような刃物的な鋭さを感じさせるフォルムになっている。
【擬態】能力がほぼ無くなってしまったが――両腕の鎌が、より斬撃武器として鋭さを増しているところが特徴だろうか。そうだね、命を刈り取る形とでも言えば良いのだろうか?
ところどころ鋭い突起が細かく身体から突き出しており、腹の細かな鱗と合わせて、壁に引っ掛けて天井だろうが登攀できる能力はむしろ強化されている。
だが、切裂き蛇の真価はなんといっても、全身をバネのように使った瞬速の一撃によって、確実に敵の急所を掻っ切るアサシンじみた戦闘スタイルだろう。
相変わらずの紙耐久ぽい見た目は解消されていないので、進化前と同じく、正面から重量級の相手と戦わせるのはNGだろう。斬撃が通らない重装甲は相手にせず、乱戦に混ぜて突っ込ませて、支援系や装甲の薄い敵を狙い撃ちさせるのが有効――その意味では隠身蛇時代と似た運用になる局面もあるか。
いや。あるいは"回避盾"としてだったら、重量級相手に打ち合わせて時間を稼ぐ、という手も使えるかもしれないかな? だが、瞬発力と反射神経を異常に上昇させた【高機動】因子を、戦闘面のみに特化させている、という意味ではちともったいない気もする。
『きゅぴ。お肉さんとお魚さんを切るのが得意そうだきゅぴ』
『それが仕事だからな……魔獣や怪魚を操る他の迷宮領主だっているだろう。そういう視点でも、考えていかないとダメだからな? お前らは俺の"副脳"なんだからな』
無視するのも面倒である。
何より、俺の迷宮の更なる発展に不可欠な人材――いや、脳材である。
結局、そう思うようになり、俺は適当に相槌を打ってやることにしたのであった。まぁそのついでに説教、というか上手く誘導していければ良いなとも思ったが。
ただ、予想よりは効果があったようである。
『きゅ……わかったよ、創造主様! そうだよね、それが――僕達が生まれた理由だもんね!』
おう。
精神年齢が低いなりにおふざけするのは構わんが、締めるところは締めてもらわないとな。まぁ、これからに期待ということで。
――あぁ、そうだ。
【高機動】因子では「第2世代」のエイリアンも追加されている。
合わせて紹介しとこう。
【韋駄天鹿】 ◆因子:高機動 ◆進化元:走狗蟲
"名付き"は今のところ無し。
その名の通り、進化前の走狗蟲以上に「走る」ことに特化した能力を身につけたエイリアン種である。
その見た目は……そうだな。
名前に「鹿」とあるのだが――湾曲した矢じりのようなすらりとした体躯は、どちらかというとチーターを思わせるものがある。つうか、エイリアンのくせにうっすら皮膚に毛が生えてるし……。
『あったかそう――僕も毛さんか髪さんがほしいきゅぴ!』
いや、だから脳みそで出来てる身体をまずどうにかするのが先だろ、お前らは。
で、韋駄天鹿だが……それ以上に、こいつの見た目で度肝を抜くのは、足が8本もあることだろうか。
――どこのスレイプニルだ、お前は。
神話に詳しい人ならば、例の北欧神話の8足馬を想像してくれても良い。
ただし、胴体は馬というよりは大型のネコ科肉食獣を思わせる――ライオンとか虎みたいなガチムチ系じゃなくて、カラカルとかチーターとかそっちな?
走る時は、しなやかに体を上下させ8本の脚を蠢かせて、実に躍動感のある「跳ね跳ぶ」ようなジェットダッシュを見せてくれる……惜しむらくは、森とか洞窟とかの障害物の多い地形では、こいつの最高速度を十分には活かせそうにないというところだが。
それでも、ランナーを遥かに上回る超高速度で最果て島内を縦横に移動できる。まぁ、走るのに邪魔なのか、ランナー時代の爪はかなり退化してしまっているし、軽量ボディ過ぎてかなり打たれ弱そうだから、戦闘には不向きかもしれないが――この移動速度は、非常に魅力的ではある。
ビルドはどうしようかな。【巨体化】あたり取らせてみて、誰ぞ乗せてみるというのはどうだろうかね? ……上下に躍動するような走り方だから乗り心地は最悪かもしれんが。
『僕達は乗せないできゅぴ』
『揺らされると頭がぐぁんぐぁんするんだよ?』
『みんな~、創造主様がすごい良い笑顔してるよ~』
『あはは! 創造主様、ランナーさんの代わりに伝令さんにするってのは、どうかなぁ』
――ほう。
ちゃんと俺の言いつけをすぐに実行できるキレ者がいたようだな。
ウーヌス、お前の同胞に感謝することだな……「実験」は今はお預けにしておいてやろう。
【絞首蛇】 ◆因子:伸縮筋 ◆進化元:隠身蛇
ちょうど隠身蛇の進化先が2種類あったので、ゼータと分かれさせてみた。
こいつは……まぁ、物騒な名前であるが――蛇の身体の下半身が倍以上の長さになった上、サソリみたいに後方で背中をエビ反って頭上に構えているのである。
ちょうど、シャチホコみたいなポーズだとでも思ってくれ。
んで、進化前までは武器としても活用していた鎌がほとんど肢の機能を果たすようになり、両鎌と腹を使ってズズズと移動しつつ。
頭上に大上段で構えた「尾」を、鋭く突き出して敵に絡みつけて"拉致"。
切裂き蛇と違い、進化前の擬態能力を失っているわけではない。
周囲の景色に溶け込み、気配すらをも消し、必要があれば30分は無呼吸になり、オマケにある程度自らの意識で体温すら操作可能で、探知は極度に困難。
その状態で敵や獲物が近くへ現れるや、瞬速の「拉致術」によって伸縮する尾を繰り出し、相手が動物ならば的確に頭部を絡めとるのである。
これが限りなく無音であるのも怖いのだが――伸ばしきられた「伸縮筋」であることがポイント。巻き付く際に伸縮が戻ろうとする力で、ちょうど輪ゴムがキツく縛るのと同じで、尾がメリメリと食い込むようにして強く絡みつき、摩擦力が働いて容易には外せない。
そんなもんがいきなり無音で顔面に巻き付いてくることを想像してくれ。
絶対にパニックにならぁ。糸を使う『必殺仕◯人』ばりに、暗殺術にも特化している――だが、それは迷宮外での集団戦闘に向いていない、という意味ではない。
伸ばされる「尾」だが、これ、最大まで伸ばすと軽く10メートルは越えるんだよ、恐ろしいことに。
早い話、敵の後方にいる魔法使いだとかいった後衛や、少し前へ出すぎた指揮官などをピンポイントで「拉致」してしまうことができるのである。
……エータ、まさか釣り師になるとはな。
『きゅぴ。身体がよく伸びるようになって、デルタさんでも簡単に引きちぎれないかも?』
『おいバカ試すな、止めろアルファ! メディーック!』
乗せられつつある気がするが、気にしない。
ところで噴酸ウジのイプシロンはどうしたか、だって?
実は――解析中の因子【粉塵】で新たな進化先が拓かれていて、な。
現在、主に洞窟を奴隷蟲達に探索させながら、【粉塵】因子が得られる例のキノコを回収中だ。割りと解析が順調な方ではあるから、それを待って進化させてやろうってわけである。
その意味では、イプシロンだけ今はちょっと待機というわけだ。
ちなみに【粉塵】因子によって進化する「第3世代」の名は【塵喰いウジ】。
こいつもまた物騒な名前であるが――さて。【情報閲覧:弱】では、未解析で名前が表示されているだけの"進化先"の詳細は見れないようだからな。
まぁ、ランナーから進化する戦闘系エイリアンだけでも、このように一気に戦力拡充に繋がっている。
リッケル子爵がヒュドラ相手に何を「実験」しているかは知らないが、ならば俺は俺で備えさせてもらうのみだとも。
こういう時は奇を衒うよりも、基本に立ち返ったほうが良い。
基本とは? すなわち、【エイリアン使い】たる俺がすべきは、【因子】を増やし、多様な役割を持ったエイリアンの種類を増やすということだ。
結局はそれが早道だということも多いのだろう。
よし、それじゃ次はファンガル種の"胞化"先へ移ろうか。




