表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

PHOTO ALBUM 4

作者: 空乃 千尋
掲載日:2015/11/10

 ほんの数十歩

 登った先に広がる

 いつか届かなかった空


 幼い心が追ったのは

 夕日の消える瞬間

 建物の陰が邪魔だった


 飛びたかった気持ちは

 心の底でそのままに

 今、辿り着く


 光が溢れた

 髪を掠めた風の向こう

 純白に溶ける微かな黄色


 遥か遠くの連山には

 揺らめく陽光のヴェール

 穏やかな山吹は透けていて


 階段の魔法

 築いた人の想いこそ

 ここへの扉だった


 雲の陰りですら

 それが水だと教える程に

 仄かな透明感を湛えて


 青さの滲んだ灰色は

 見晴らす海にも染み渡り

 上空には羽根の様な白い雲


 未だ翼はないけれど

 確かに空へ届いた歩み

 日が沈むまであと少し


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 千尋さんこんばんは(^-^)/ 読ましてもらいました。 とても言葉豊かな内容ですね。 丘の上の風景が目に浮かぶようでした。 個人的には、「階段の魔法」という一節が印象的でした。 本当に階段…
[良い点] 千尋さん、こんばんはo(^-^)o とてもきれいな景色ですね。 繊細な風景描写が、素敵です。 旅先の展望台からの景色ということですが、 きっと見晴らしの良い空に届きそうな場所だった…
2015/11/12 23:07 退会済み
管理
[良い点] 大人になってようやく見えるようになった景色。 そこで見た光景が細かに表現されていて、あたかも展望台で日が沈む風景を見ているかのように感じます。 夕日を眺めているだけではなく、雲というエッセ…
2015/11/11 10:52 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ