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チュートリアルとか。まあノンビリやるか。

更新遅すぎですねー。


お気に入り登録ありがとうございます!

 VRsystem起動





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 “永遠なる道”eternal road on-line起動中






 “永遠なる道”eternal road on-line起動完了





 “永遠なる道”eternal road on-lineをお楽しみください。






















 俺は感動していた。


 親が死んで、大好きだったゲームからは遠のき、仕事に打ち込んできた。確かにつらい事ばかりだったし、もうやめたいと思ったこともある。


 でも、楽しい事も沢山あったから、続けることが出来たんだと思う。そして、俺は戻ってきた。


 夢のゲーム生活に!


 ゲームとは俺の至福!ゲームとは俺の原点!ゲームとは俺の、俺という存在の全て!


 ついにっ、ついにっ!


「俺の時代がきたあああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!」※主人公はテンションが上がってしまったようです。しばらくお待ちください。







 ふぅ。スマン、取り乱した。


 という訳で、『“永遠なる道”eternal road on-line』にログインしたわけだが、まずはキャラクターメイキングだな。




 《名前を設定してください》



 機械的な声と共に、目の前にウィンドウ(以下、窓)が出てきた。


 勿論俺の名前は、



「サイ」



 《名前の入力を確認、重複がないか確認中……この名前は使用可能です》


 《サイで名前を確定しますか?YESorNO》


 俺は迷わずYESを押した。


 《名前を登録しました。次に外見(アバター)を決めてください》



 あとはアバターか~、幸い元の顔も悪くないし、髪の色とか変えるだけでいいかな?


 《登録された外見データを使いますか?YESorNO》


 俺がYESを押すと、俺が窓に映し出された。


 髪の色を適当にいじっていると、ふと春風の言葉を思い出した。


『ふむ、優斗には金髪が似合うな。』


 と、言われたんだっけ?とりあえず金髪にしてみた。



 ……なんか、不良っぽいな。まあいいか。※優斗は少し目つきが悪いです



 さてこれでいいな。



 さあ、冒険を始めよう。



















『“永遠なる道”eternal road on-line』とは完全スキル制のVRMMOである。


 キャラ自体にはにレベルはなく、代わりに取得したスキルのレベルが上昇する。だが装備品は存在し、それによって優劣をつけることはできる


 そして熟練度と呼ばれる、いわば経験値だが、使えば使うほど蓄積し一定量へ到達するとレベルが上がる。


 スキルレベルの上昇にはいくつかメリットがある。


 1つ、スキルの性能があがる。これは攻撃力やバフ、デバフ系の効果の増加、または効果持続時間の増加である


 2つ、そのスキルの再使用時間が短縮される。といっても最初のスキルは再使用時間はあってないようなものだが。


 3つ、スキルを進化、又は合成できるようになる。スキルレベルは100まで上昇し、100まで至ると、剣術Ⅰ→剣術Ⅱのように進化するか、他のスキルレベルを100まで上げたスキルと合成し、新たなスキルを作ることができる。


 4つ、スキルレベルに応じて、特殊技能を覚えたり、スキルによっては武器の攻撃力を底上げするモノもある。


 と、説明はここまでにして、チュートリアルをやろうか


 ちなみに春風とは、チュートリアル後に1回会い、別行動をするということで話が済んでいる。


 まあ初めは、色々と模索する必要があるしね。


 じゃあ、やるかな。



「まずは移動をしてください」


 教官と思われるNPCに言われた通りに行動していく。今は訓練場に居る。


 移動から初めて、回避や攻撃など、基礎的動作をしていく。


 そしてスキルの発動を命令される


「私のスキルを貸します。それを使って敵を倒しましょう」


 そう教官が言うと、鼬のような敵が出てきた


 《レッドフェレットLV1》


 鼬ではなくフェレットのようだ。


 そして教官から3つのスキルを渡される。


 《剣術Ⅰ》


 《魔術Ⅰ》


 《神術Ⅰ》


 剣術は、名前の通り剣を扱うスキルである。今使える特殊技能は、“スラッシュⅠ”である。


 魔術は、魔法などを扱うスキルである。今使える特殊技能は“ファイアⅠ”“ウィンドⅠ”“ウォーターⅠ”“サンダーⅠ”などの属性攻撃魔法である。


 神術は、奇跡を扱うスキルである。今使える特殊技能は、“ヒールⅠ”“状態異常回復”などである。


 剣術は近距離、魔術は遠距離、神術は補助といったところだろう。


 とりあえず、スラッシュⅠを使う。


 スラッシュⅠとは刀剣系統の武器で通常攻撃より強い斬り技を使用できる特殊技能である。モーションは縦、横、斜め、切り上げなど、一言でスラッシュと言ってもモーションにはバリエーションがあり、戦況に応じて変えることが出来る。しかも再使用時間が短いので、重宝する特殊技能だろう。


 !?


 あ、いや、体が勝手に動いたからビックリしたんだ。


 この特殊技能の感覚に少しずつ慣れてくしかないな~。


 とか思考している間に、敵にあたる。


「クキュゥ」


 うめき声と共に《レッドフェレット》は一瞬の硬直後、ポリゴンになって消えた。


 ふーん。こうやって消えるのか。


「うん。いいですね。この調子で倒していってください」


 教官がそう言った後、3体の《レッドフェレット》が出現した。なので、他の特殊技能も使うことにした。


 まずは魔術、とりあえず1発ずつ使用する。


 属性によってエフェクトは違うが、放つ、ということは同じなようだ。そして、このゲームにおいて魔法は必中ではないようだ。なので、レッドフェレットのような小さく素早い敵には当たりにくいようで、2発ほど外してしまった。


 そして倒し損ねたレッドフェレットから、1発攻撃を喰らってしまった。ちょうどいいのでヒールⅠを使用して回復。そのあとスラッシュⅠで倒した。


ちなみに、普通は剣装備で魔法や奇跡を使えないのだが最初に支給される“棒”という種類の武器があり、それに限っては全ての職業の特殊技能を使うことが出来る。後は

スキルの特殊技能によっては、武器で特殊技能使用制限が解除されるらしい。


 全ての敵を倒すと教官から


「いいですね、筋がいいです。これで訓練は終了です。これはプレゼントです。」


 と言われ、“初心者セット”を貰った。


「これからあなたは自由です。あなただけの道を進みなさい。」


 という教官の言葉を聞いた瞬間、視界がブラックアウト。そして次の瞬間には中世ヨーロッパを感じさせるような大きな街に立っていた。


 さて


「春風はどこだろうか。」


 と、呟いた。すると


「遅いぞサイ」


 という声がしたので振り返ると、そこには


「ふむ、私の方が早かったようだな」


 髪の色が銀色の春風、否、ハリルが立っていた。

むむむ、忙しくて書けない...


追記


法術→神術に変更


スラッシュⅠの説明を追加


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