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ふたつの世界  作者: あくた咲希
ただ、ひとりの
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宏志さんが言わんとしていることは、こうだよね。彼氏のいる身で、別の男の人の部屋に上がりこんでいて問題はないのか、と。

「斗真は、気にしていないと思います……宏志さんだから」

「信用してくれてるのは嬉しいけどなぁ」

「……あっ、もしかして宏志さんの彼女に悪いって話ですか」

「だから、部屋にオマエがいるのがバレて困るような彼女はいねえんだって」

「彼女じゃないなら、お母さんですか?」

「ちょお待て、オレいくつだよ!」

噴き出した宏志さんに、あたしもつられて笑ってしまう。

でも、結局のところ、先日の電話の相手が誰だかは聞かないままなのだ。彼女でもなく家の人でもなく、でも遅い時間に宏志さんを呼びつける相手って、どんな人なんだろう。

そういえば宏志さん、「女と一緒にいるぶんには……」とか、言っていたっけ?

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