目の前に宝箱があった……… これはトラップか? 本物か?
メイドさんをいろいろとからかったら、どうやら機嫌が悪くなったようです。
〜〜
俺は、自分の部屋を出ると階段を下りてリビングに………
「え………?」
いや、リビングに行くその前に俺は………とある異変に気がついた。
それは………
「き、綺麗過ぎる………どのようにやればこんなに綺麗になるんだ?」
そう、床のフローリングはともかく………
階段やその手摺り。
そして、台所やトイレなども全部綺麗になっているのだ……………
しかし、さっきまで俺は二階で寝ていた筈……
それなのに何故俺は気がつかなかったのか?
不思議だ………いや、不可思議?
感心した俺は、最後にリビングへ入る。
が、
前言撤回、やっぱり一カ所だけ除いてく………
それは何処かって?
それはリビングさ………
〜〜〜〜〜〜〜〜始
俺は、自分と比にならないほど綺麗になった家の中を感心して見て回り、リビングへ行くのは後回しにした俺は………ついにリビングへやって来た………
うん………何とも言えないです……
いや、綺麗にはなっているのだが………
なんと、テーブルの目の前にルイエの荷物がふっ散らかっているのだ……
特に掃除が終わって早朝に脱いだと思われる服………
放り投げていて良いのか?
俺は淡い期待をしてその傍に行く。
うん、服は何着も落ちているが………
残念ながら下着はしまっているらしく、〇〇〇や〇〇〇〇〇や〇〇〇〇〇〇〇もなかった。
〇〇〇〇〇〇〇はしてるか不明だがな………
がしかし、考えてみれば……やはり落ちているのはシンプルなエプロンドレス。俗に言うメイド服………
この場合は………
「どうしようか……この場合は感謝をしてルイエの服を片付けるべきなのか?」
ちなみに最初に言っておくが……今のは独り言だ………
〜すーふんご〜
俺は迷いに迷い………
結局、このまま服を放置したままでは、気になって仕方なく……
安心して朝食兼昼食を食べれそうにもないので……
しょうがないから片付けてあげることにした………
しょ・う・が・な・くだぞ!!
「………よし!!」
俺は、放置されていた鍵が開きっぱなしのキャリーケースを開く………すると
「うわ………この服、何着あるんだよ………」
キャリーケースの中には同じデザインのエプロンドレスがぎっしり入っていて………
「入れすぎて戻せなくなった訳か…………」
と、言う風に推理が出来た…………
とりあえず、隣にあったもうひとつのキャリーケースを開ける。
すると………
「………………」
バタン!!
「大丈夫だ!! 俺は何も見てない!!」
まあ、いじってはいけない物が入っていた………
いじったら、大変な事になりますよ?
そして、ひととうりすべてのキャリーケースの中を確認した俺は、とりあえずキャリーケースを部屋の端に寄せ……
「とりあえず、片付けますか……」
メイド服以外の物を片付ける事にした………
だってさ………片付けて変な風に思われたら嫌だろ?
〜 ルイエSide 〜
現在はベッドの中でひとり啜り泣いている私………
私、ご主人様に変なイメージを与えちゃったかな………
「癖か?」とか
「趣味か?」とか……
揚げ句の果てには………
「変態か?」って言われて………
シクシク………
私、これからどうすれば良いんだろう………