衝撃的かつ恐怖的………
メイドさん、泣き崩れる…………
〜〜〜〜〜〜〜〜
「…………どうせ私なんか、変態ですよ………」
と、自分を自虐しながら泣き続けるルイエ。
てか、自虐する必要性はまったく感じられないし………
さっきは単なるルイエの自滅だろ?
でも………こうなっら、この場合はどうすれば良いんだろうか??
「あ〜……… えっとルイエ?」
「…………………」
無視か………
なんか、結構機嫌が悪いな………
てか、俺は無実だろ!!
よし、しょうがない。
こうなっら………
「ルイエ。 頼み事を聞いてあ「ホントですかぁ!!」………」
おいおい、切り替えが速いな………
まったく………
「じゃあ、これを着てください!!」
と、言って持ち上げたのは……先程問題点になってしまったルイエのメイド服………
「さあ!! さあ!!」
「……………」
ルイエは目をキラキラと光らせながら………一歩一歩歩み寄ってくる………
「あ…………えと………」
この場合は「来るな!!来るなぁぁぁぁ!!」
と、叫ぶのが妥当なのだろうか?
〜〜〜すーふんご
「はい、着てください♪」
ついに俺は壁際に追い詰められた………
もし、この状態で誰かがここに来たら………叫ぶか、固まるだろう………
メイドさんがいるから?
いや、違う………
根本的に考えてみろ………コイツは……
コイツは………
「早くしましょう。有言実行ですよ♪」
コイツはこんなにも完成した身体を持っているのに、裸なんだぞ!!
そ、そうだ!!
「ルイエは服を着なくて良いのか?」
「はい、別にご主人様が私を襲う訳でもありませんから………今は着なくて良いです。」
即答かよ!!
「い、いや………普通に考えれば………人に見られたら恥ずかしいとかストレスとか………」
うん、羞恥心はない訳がない!!
完璧だ!!
流石俺!!!
「いや…………違いますよ………」
「へ!?」
何故かルイエの回りを取り巻く雰囲気が突然変わった………
何だコイツ……恐ええ!!
「私は………私は………私は…………」
………何、コレ………怖い………
「私は、私はですね………」
何回………「私は」って言った?
怖いから早くしてくれ!!
「私はですね……
いつも自分の部屋では裸なんです!!
裸で過ごしてるんです!!
裸で過ごして何が悪いんですか? (ニコ) 」
ガクガク……ブルブル………
震えが止まらないよ〜………
えっと………
何て言えば良いんだろうか?
衝撃の告白にやられたんじゃなくて………
あの気迫は何?
恐すぎるよ!!
「じゃあ、ご主人様も自分自身の気持ちに逆らわないで……… ちゃんと実行しないと(ニコニコ)」
笑ってるけど……下心まる見えです………
てか、俺はそんなに変態な趣味は持ってねえ!!
「だが、断るって!! うわ!!」
俺は、壁際に追い詰められた状態から脱出しようと試みた………が………
「さあ、そんなに意地を張らないで………
ご主人様も素直になりましょうね〜♪」
ルイエに………裸のまま抱きしめられた………
どうしてこうなった!!
ルイエは、止まる気配がない………あれ?
突然だが俺は、とある重大な事に………気がついてしまった………
説明する時間は残されていないから割愛させていただく………
そう、皆さんも知ってしまえば………
わかるだろう………しな…
「ルイエ、服を貸してくれないか?」
「良いですよ♪」
いや、別に着る訳じゃないよ………
俺は、服を手でしっかりと掴むと………
「よし!!」
と、俺は覚悟を決めて………揺さぶった………
「ああ!!」
ルイエが気がついた時にはもう遅し………
その時には………
ぼとぼと………
と、とある物体を床に落としていたのだから…………