表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【悲報】在宅ワーク中に「リアル垢BAN」されました。 ~派遣先の同僚(実は神だった)がノルマ達成のために俺を異世界へ強制連行~  作者: 無呼吸三昧


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

28/30

第028話 「魔王?勇者?あ~アレね!」

ファンタジー世界の王道。

当たり前の設定。

イメージ通りのなんたるか。

勇者と魔王の真実とは如何に!


※大規模修正


【ステータス】

--------------------------------------------

+基本

+称号

+レベル

+詳細

--------------------------------------------


(何だよ……またコレも開くのか?

 PrimeとかUnlimitedとか書いてないからいいけどさぁ……。

 面倒臭いし最初からフルオープンでよくね?

 とはいえ見ない訳にもいかんし……。


 取り敢えず一つずつ見ていくか。

 まずは基本からいこう)


【ステータス】

--------------------------------------------

-基本

 名  前:斎京 剣士 -さいきょう けんし-

 年  齢:45歳

 生年月日:XXXX年11月11日

 性  別:男

+称号

+レベル

+詳細

--------------------------------------------


(うん、普通。

 名前負けしてる以外は、ただのオッサンだ。


 って思ったけど年がなんでXXXX?)


『あのs』

『大人の事情です』


(天ちゃんの反応が早い。

 被せ気味に来たな。


 まぁいつ見ても45歳であるためには必須だよね!

 サザエさん方式ってやつか。

 俺も大人だから本当は分かってるんだぞ。


 そして称号か……ちょっとドキドキするな!

 中二病心をくすぐる奴頼むぞ!)


【ステータス】

--------------------------------------------

-基本

 名  前:斎京 剣士 -さいきょう けんし-

 年  齢:46歳

 生年月日:XXXX年11月11日

 性  別:男

-称号

 緑の悪魔

 ゲジゲジマスター

 元・たてぬ勇者

 シリアスに抗う者

 ヒューマノイドキラーキラー

 終焉をもたらす者

 女子高生モドキ[現在無効]

+レベル

+詳細

--------------------------------------------


(碌な称号がねぇな……

 悪口じゃねーかこれ。


 緑の悪魔って称号っていうか、実際そうだっただけだし?

 過去の汚点だし?


 ゲジゲジマスター?

 確かにLVカンストしましたけど、これは称号っていうよりトロフィーじゃない?

 何の自慢にもならん。


 で、元・たてぬ勇者……

 嫌な事を思い出させるだけですねぇ。

 [元]がついてるあたりが、更に哀愁を誘う。


 そして次、自分は別にシリアスに抗ってませんから?

 シリアスだっていいじゃんね~

 ハードボイルドに生きたいじゃんね~


 え?

 なんか違うって?

 ですよね~


 で?

 ヒューマノイドキラーキラー……

 キラーキラー……


 魔●波返し返し?

 それともアンチアンチウイルスか?

 語呂が悪すぎるだろ。


 確かにさっきのエビルデスゾーマさんはヒューマノイドキラーって称号もってましたけどね~

 人間殺しを殺した者、ってことか。

 これは無いわ。


 お次は[終焉をもたらす者]ですね)


『天ちゃん、終焉をもたららす……』


『勇者と魔王の日を終わらせたら自動的に付与される称号となっております。――プッw……』


(ぬぅ……噛んだからか? ムグググ……って程でもないか。

 絶対今バカにしたよな?

 「もたららす」って言っちゃったけどさ。


 ま、いいけどさ。


 最後のは……白い部屋の時の話ですね。

 もちろんイセちゃんには[のじゃロリモドキ]っていう称号あるんだよね?

 ね?


 それにしても完全な外れ称号ばっかりじゃねぇか……。

 流石に凹むわぁ。

 一個くらいカッコいいのないのかよ)


 若干項垂れ気味の斎京だったが、そこに天ちゃんからのタイムリーな念話が届く。


『キョウ様、"それにしても完全な外れ称号ばかり"で気落ちしておられるところに朗報です』


『……朗報?

 本当に朗報なのですかね?』


(これまでの経緯からすれば存分に疑わしいんだけどね。

 また変なアゲサゲがあるんじゃないのか?)


『はい。

 キョウ様がお持ちの称号はステータスに影響がありません』


『……』


(朗報でも何でもねぇ。

 オラのワクワクを返せ!

 結局タダの実績トロフィーじゃねぇかよ!!

 自己満足ですらねぇよ!)


『そもそもこの異世界において、ステータス影響がある称号は[勇者][魔王][英雄]だけです。

 他はあだ名や通り名、二つ名だと思って問題ありません。

 飾りにすぎません。


 それと、個体レベルと一部の能力を大きく上昇させる[勇者][魔王]は人族に該当する種族には付与されません』


(あれ?

 そう言えばヒガシカが勇者の種がどうとか言ってなかったっけ?)


『なぁ天ちゃん、ヒガシカが勇者の種ってイセちゃんに話してたけどさ、あれってどう言う話なの?』


『先程も説明致しましたが[勇者][魔王]の称号は人族に付与されない仕様の称号です。

 それが付与されてしまうというのは世界の理から外れた存在です。

 簡単にいうとバグが発生した個体という事になります』


(なるほど。

 現地チートって感じ……なのかな?

 選ばれし者的な?)


『じゃあ今回はバグが発生してヒガシカに[勇者]が付与されたってことなのか?』


『そうなります。

 本来、バグが発生した場合には個体ごと即消去するのです。

 システムの自浄作用として。


 キョウ様の転生先として彼が選ばれたのは、イセちゃんに何らかの考えがあっての事かと思われます。

 詳細は存じ上げませんのでお答えすることは出来ませんが。

 まあ、あの御方のことですから、バグすらも面白がったのでしょう』


『でもさ、バグ持ちはすぐに消去されるなら、現地であり得ない程のチート能力者は居ないって事だよな?

 でも剣聖だったり聖弓だったりする人間はいるんだろう?』


(実際、称号バグ持ちのヒガシカは、自分が転生した時点ではまだ当代の剣聖の能力を下回っていた筈だ。

 いずれ追い抜くだろうとしても、そこまで能力の高い人間がいるのは不思議だよな)


『剣聖ショーヴ・ノワール・ミズカミと言う人物は[英雄]の称号持ちです。

(聖弓ナーニは神の権能によるステータス操作ですが、説明は控えておきましょう。ややこしくなるので)』


『[英雄]って[勇者][魔王]と同様にステータス影響がある称号ってことだろ?

 それだけは人族に付く場合があるってことか』


『はい。

 その認識で相違ありません。

 ステータスに影響を与える称号で唯一、[英雄]のみが人族に付与可能な対象となっています。

 ちなみに効果は[成長率2倍]だけです。

 2倍になるだけで、限界突破するわけではありません。


 人並みに才能があり、同じく人並みに努力しなければ、結果として人並みになる場合もあります。

 ただの早熟で終わるケースも多々あります。


 また、2倍は細胞の成長(分裂速度)にも影響しますので、基本的に老化が早く短命となります』


(うーん……


 もしかして師匠……って俺が言っちゃいかんよな。

 それはヒガシカにしか呼ぶ資格がない……。


 そう、ノワール卿な。

 彼が30代半ばにして老け顔で、頭髪が残念だったのは[英雄]の称号のせいかもしれないな。

 名誉の代償がハゲか……世知辛い。


 正直な話、成長率2倍なんて才能のある人とない人の差程度でしかないのに、それで寿命が半分っていうペナルティ……。

 この世界ってなんかちょっと人族に厳しすぎない?

 ブラック企業かよ)


……


……


(あれ?

 返事が来ない)


『おーい、天ちゃ~ん』


『聞こえています』


(なんか悪い事でも言った?

 ちょっと口調が怒ってるようにも感じるけど……)


『[勇者][魔王]の称号ですが、過去に別の創造神がお試し導入した時の名残なのです。

 その創造神が試した範囲では、対象の星の人族が滅亡しかけたり、生態系を完全に破壊し生物が死滅したり、逆に平和すぎて誰も称号に気が付かなかったりしたそうです。

 簡単にいうと、リスクがある割に、システムとして大して面白くなかったようなのです。

 コスパもタイパも最悪だったと』


(いや……面白くなかったって……

 神様の判断基準、そこかよ)


『ですので、『たまたま踏んだり駆除した虫に[勇者]や[魔王]の称号が付いてて、退治した人は何だか知らないけど超LVあがってる~ラッキー! って感じの方がシュールで面白い!』と言う理由でそうなったらしいです』


(え~!

 そんな理由かよ~。

 雑すぎるだろ、創造神たち!


 まぁ確かにその方がいいのかも知れないけどさぁ……。

 なんだろね。

 こうモヤっとするんだよな。

 称号あるのに勇者と魔王のバチバチのドラマがないと言うか。

 期待してたのに)


『ちなみに余談ですが、[勇者]や[魔王]の称号持ちを狩らずに放置すると、虫たちの間で物語のような勇者と魔王の戦いがドラマチックに繰り広げられるそうです。

 基本、人族には虫たちのやり取りを認識出来ませんので視聴する娯楽としては成り立ちませんが』


(認識できんのか~い!)


『だったらそのドラマチックな[勇者]と[魔王]の物語、いったい誰が得するの?

 誰が見てるの?』


『イセちゃんがたまに暇つぶしに見てるらしいですよ?

 以前、余程面白かったのか[デュフッ]とか[ブフォッ]とか吹き出しておられました。


 何をしておられるのか伺ったところ、「カメムシの勇者と魔王が臭い汁を出し合って真面目に戦ってるのを見ている」と仰られたのが非常に気になったのを覚えております。

 その時のイセちゃんは中年男性の姿でしたが、とても楽しそうでしたよ』


(面白いんだ……

 というかカメムシの時もあったのか。

 汁で戦うの?

 ……ちょっと見たいかも)


『天ちゃんは見せて貰わなかったの?』


『……見るかと聞かれはしましたが、全力で、丁重に、お断りしました。

 嫌な予感しかしませんでしたので……』


 何となく理解した斎京だったが、やはり気になるので白い部屋に戻ったらイセちゃんに聞いてみようと思う。



 やはりこのオジサンは、イセちゃんの地雷を踏む能力だけは高いのであった

ステータスとか鑑定とかワクワクするよね?

夢を壊してごめんね?


気になりましたら★★★★★頂ければ幸いです。


ブックマークやコメントも嬉しいです。


宜しくお願い致します。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ