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300文字小説

愛のUSBメモリー

作者: 林 秀明

「好きです。付き合って下さい!」

同級生から渡されたのは手紙ではなくUSBメモリー。好きではなかった子だが、中身が気になってパソコンに差してみた。


「指定されたフォルダーは開くことが出来ません」


何度も試しても出るエラー表示。

他のパソコンでやってみても結果は同じだった。


僕はやるせない感情を抑えきれず、女の子に言った。

「勝手に告白して、USBメモリー渡されて、見ろよって思ったから何度も見てるのに、開けないなんて、一体なんなんだ!!」


怒りまかせの口調は誰もいない教室へと響いた。

女の子はきょとんとしたが、ゆっくりと答えた。


「私のこと気になってたでしょ? これからメモリーを開いて、一緒に作っていきましょ」

僕は彼女に夢中になっていた。


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