3月22日(火)
忙しくて日記すら書けない日が続いていると存在を忘れてしまいそうになる。
否、忘れていた。
毎日日記をつけている人には頭が上がらない。
ポルターガイスト、という言葉がある。
いわゆる心霊現象や怪奇現象だ、
などとまとめてしまってはオカルト研究をしている方に何か言われるかもしれない。
だが、イメージとしては足音が聞こえたり電球が不自然に点滅したりというところだろうか。
昨年末頃に親戚の家で奇妙なことが起きた。
真夜中に風呂が沸くのだ。
音楽が流れ、「お風呂が沸きました」という音声が流れる、
これ自体ならば日常的に起こることであろう。
その音声が真夜中に流れるというのだ。
なんの前触れもなしに。
そんなある日、私はその親戚の家にいた。
当然怪奇現象のことなど知りもしない。
と、突然音楽とともに例の音声が流れてきた。
はじめこそ誰かが沸かしたものだと思っていたが、
その家に住んでいるのは70代になる夫婦とその息子が一人。
息子さんは仕事で朝から出かけており、
誰も夜10時過ぎに風呂を沸かす人などいないのだ。
不審に思い尋ねたところ、
最近よく起こる、それも誰も起きていない夜中に起こるのだ
と返された。
後日あった連絡によると、
機械の不調だったのだという。
果たして本当にそうだったのだろうか。
ただ、修理されてからはまだ不具合はないらしい。




