表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

リアニメーション

リアニメーション~The tale which connects a tale~

作者: 無限

ある少年が一つの物語を閉幕させてから一年の月日が過ぎた。



そして、この日も夏のある日。


深く深く人が辿り着けない底のある空間に『それ』はあった。

頭上では、穏やかに夏を強調し静かに静かに波をたてる。

青く白く、時には濁り、時には荒く、行ったり来たり。

そんな日々を眺め――


その時はやってくる。


深く暗い闇の底、小さな命に突かれては微かな移動を開始した。

小さな命がいたずらに移動を手伝い、その命は唐突に大きな命の糧になる。

そんな自然の摂理の現象を前に、底に砂埃と波紋の勢いが生まれた。

横になってからどれほどの月日が流れたのか久しぶりの起床、隙間から残りわずかな吐息が漏れた。

小さな泡は無数に分裂し地上へと昇る。

それを合図と言わんばかりに、『それ』は浮上した。

小さな波が『それ』をゆっくりと運んでいく。


そして、時を経て、『それ』は再び物語を紡ぐためこの地に戻って来た。


七月二十一日――。


「なんだろ……これ?」

「なにゴミ拾ってんの?」


新たな◆◆◆の――――元へ――。


「やっぱゴミ?」

「怪しさ満点のゴミだよ」




そうして、物語は次の扉を開く。





「でもさ、真っ黒いDVDケースってなんかそそらない?」









                         To the next stage.


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ