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IF あの日、召喚されなかったら。~爽香の誕生日~

投稿一ヶ月記念。・・・数分間に合いませんでしたがorz 召喚されなかったときこんなことが起こっていたかもです。ラブラブを目指してみましたw

「しょーうーごーさんっ!」


「な、なんですか?お嬢。随分とご機嫌ですが」


「うん、あのねー、今朝せーちゃんからこれ貰ったのー♪」


そう言って朝三の兄(せーちゃん)から貰ったばかりの指輪を見せる。


「綺麗なモンですね。晴明さんの手作りですか?」


「うん♪この前お父さんが誕生石を送ってきてくれてね。せーちゃんが加工したいって言ってたから渡しておいたんだけど、今朝完成したからってくれたの~」


「晴明さんは手先器用ですからね。お嬢に似合ってると思いますよ?」


キラキラ光る指輪を試す眇めつ見た後省吾さんが返してくれる。


「いつのまに銀細工なんて趣味にしてたのかは知らないんだけどねー。でもせーちゃんのセンスは本当にいいよね」


「そうですね。………で、お嬢この手は何でしょうか??」


私が差し出した手には何も乗っていない。


空の手に省吾さんも笑っているだけだ。


「あのね、省吾さん。私、明日になったら16歳だよ?そしたら結婚もできるんだよ?」


「お嬢………」


ニッコリ笑った私に省吾さんが苦笑する。


「何度も言いますがお嬢とは年が離れすぎてます。お嬢の倍なんですよ?」


「二十歳すぎたら年の差なんて誰も気にしなくなるよ?だから15歳差なんて問題なし!」

「いえ、そういう問題では…」


「私、省吾さんがいいんだ。だから、ね?」


周りからは天使の笑顔と呼ばれる極上の笑顔を見せた時、丁度東京タワーのライトが消えた。


「「あ………」」


東京タワーの消灯を恋人と二人で見ると幸せになれるってジンクスがある。

だからそれを見に来ていたわけなんだけど。


「…微妙に見逃してしまいましたかね?」


「うーん、そうかも?」


せっかくの記念日だったからって気合入れてたんだけど、ちょっとタイミングが悪かったか…。


「………お嬢」


「うん?」


「お誕生日、おめでとうございます」


そういって省吾さんは私の差し出した手を取ると跪いて軽く指先にキスをしてくれた。


その姿はまるでお姫様を守る騎士のようで。


私はただただ真っ赤になるしかなかった。

いつもお付き合いありがとうございますv

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