第一部 あらすじ(ネタバレ含む)
第一部のあらすじです。ネタバレを含みます。
15世紀のヨーロッパ、ヴァン王国では王による圧政が行われていた。王は、異能力〈祝福〉に耽溺し、異能研究と、異能者の雇用に莫大な財政資金を使っていた。
財政資金を賄うべく、民には重税が課せられ、市民は貧困に苦しんでいた。異能者とその関係者が富み、民は飢えていくという二極構造が進む中、王家が流すプロパガンダにより、市民は生活に苦しみながらも行動を起こすことはなかった。
王太子妃であるソフィア・アイメルトは、嫁いできたものの王家から冷遇され、凄絶な嫌がらせにあっていた。ソフィアは、強く王を憎んでいた。王は病を患い、その命は残り少ないと考えられたことから、ソフィアは嫌がらせに耐えながら、王が死ぬ日を待っていた。
ある日、首都を囲む防壁の向こうから〈第弐位階〉と呼ばれる怪物が現れる。怪物はソフィアの機転により、退治される。その死骸から不死の力を持つ者が現れ、王はその力を使い、不死になろうとする。それを知ったソフィアは、王の不死化を止めるべく、市民運動に参加し、王の暗殺を計画する。
市民運動には、炎を操る異能者であるダーヴィットも所属していた。彼は王立騎士団に所属し、かつて王の命令で仲間や市民運動家を自身の力で殺害した過去があった。ダーヴィットは、その贖罪の為に運動に参加していた。
ソフィアは市民に王の暗殺計画を伝える。それは、不死者を森に誘拐し、王を森へおびき出し、そこで暗殺しようというのだ。
ソフィアは、森の中であれば、罠や待ち伏せを使い、少数でも有利に戦いを進められると説明する。しかし、それにしても騎士団内の異能者は脅威であった。その為、王の暗殺計画を実行する前に何人か異能者を暗殺し、戦力を削ることになる。
ソフィア達は、まず氷を操る異能者である氷華伯の暗殺を計画する。そして、死闘の末、氷華伯の暗殺に成功する。




