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漫画と現実の魔法の違い

今回はこの世界の魔法について!魔法の設定って考えるのが難しいから、まあありきたりになりそうです!

と、届かない…赤ちゃんの身体は不便だな。


クリスタル「その本が読みたいのですか?分かりました、気になる事があればその様に指を指してお教えください。」


クリスタル『魔法・・・それは当時世界の常識をひっくり返した異常な力。魔法は体内の魔力を利用し発動する。』


クリスタル『最初は魔力探知や純粋な魔力を放つ無属性魔法、そこから様々な属性が発見された。』


クリスタル『しかし現代実戦で使われる魔法はほとんどが無属性、もしくは水属性だ。』


クリスタル「文字が堅苦しいですね。分かりやすいよう色々省いて説明させてもらいます。」


クリスタル「要は無属性や水属性の方が事故が起きにくい、また事故が起きても被害が少ないのです。」


確かに、そこら辺は凄くリアルだ。炎は燃え移る可能性が、風魔法は威力が不明だが人や建物などの切断の恐れがある。

雷は言わずもがな、そう考えると水は余程扱いを間違えない限り安全なイメージはある・・・あるけどそれってイメージなんだよなぁ。


クリスタル「実際は水魔法でも事故は起こりますね。以前ティアラ様も水魔法で魚を作った結果水の中に魔力の石ができてしまいそれが頭にぶつかり大怪我をいたしました。」


それはぁ・・・普通の事故なの・・・か?


クリスタル「ちなみに魔力の石というのは魔力が高い者だけが生成できる魔道具の動力にもなる石ですね。」


じゃあやっぱりさっき言ってた事故はお母さんの自業自得なのでは・・・?


クリスタル「今では危険な魔法は国で厳重に管理されていて、貴族であられるこのウィリー家の皆様ですら閲覧できない魔法は多くあります。」


ウィリー家、名字の部分は初めて聞いた気がする。


クリスタル「ですが、もはや魔法が身近な時代ですので、お遊び用の魔法もございます。」


そう言うとクリスは炎の馬を作ってみせた。だけどこの炎は…


クリスタル「幻影の煙で形を作った炎の馬です。煙であれば熱くはありませんし、危険性も限りなく低いです。」


クリスタル「あ、それと、魔力を増やす方法は教えませんからね。ティアラ様が赤子の頃に教えたらすぐに理解して限界まで練習したんですから!!」


い、1番知りたい所だったのに!!

ん?待てよ?クリスの見た目は最大でも20代後半から30代前半、もしかしてクリスの種族って・・・


クリスタル「お嬢様も女学園に通える年齢になれば魔法も教えてもらえますから。」


女学園?こういう貴族社会ってより地位の高い男性に・・・言い方は悪いが唾を付けるのって大事なんじゃ・・・


クリスタル「女学園で女性としての気品を高めてもらい、様々な社交の場にて殿方にアピールする。」


クリスタル「伝統的なやり口ですね。私は嫌いですが。」


あれ?あからさまに機嫌が悪くなった。


クリスタル「要は女性は社交の場に出るまで男性の免疫を作るなという事です。」


クリスタル「半分はそういう趣味の方が多いから、もう半分はそういう女性は立場で押せば殿方の誘いを断れないからです。」


・・・ああ、何て胸糞な話だ。もちろん父も母も私にそういうことをやらせるつもりは無いんだろうが、どこの星でも腐った伝統はゴミでしかない。


蛇風「お、ここに居たか我が妹よ!!」


あ、蛇風兄さんだ。よく見るとイケメンだなぁ。

髪は青緑がメインで前髪の一部にだけ濃い赤のメッシュ、血は繋がってないから染めてるのか。


蛇風「図書館に居ると聞いてな。久しぶりに帰れたんだし読み聞かせでもしてやろうと思ったんだ。」


そう、蛇風兄さんは忙しい。

若くして学園を出て国の騎士に、成果を上げもうすぐ騎士団長になんて噂もあるくらいだ。


クリスタル「お帰りなさいませ蛇風様。騎士団長になられるという噂もあるようですが・・・」


蛇風「クリスなら分かってると思うが、そんなこと上位貴族の連中が許すはずなかろう。」


上位貴族、確か公爵(コウシャク)侯爵(コウシャク)伯爵(ハクシャク)子爵(シシャク)の4つの地位が上位貴族だったな。


だが父は伯爵、それより上位となると侯爵か公爵・・・どっちもコウシャクって呼ぶからややこしいな。

そのどちらかが邪魔をしているのか。


蛇風「まあ私は養子だ。よく思われてもない、その上若過ぎる。」


蛇風「私自身実力不足を痛感しているから、もし話が来ても断るつもりだ。」


謙虚だなぁ。18前後とは思えない体格をしているのに・・・


蛇風「それで、雪華は・・・魔法の本か。私は話しか聞いた事が無いが、魔力の増加でも試してるのか?」


魔力の増加?なるほど、つまり母は魔力の増加で倒れたのか。


クリスタル「蛇風様?雪華お嬢様に同じような事をさせてはいけませんからね!!」


蛇風「ならば私が居る間なら良いだろう?どうせしばらくは家に居るのだ。」


クリスタル「まあ、それでしたら・・・ですが、ティアラ様には隠しておいてくださいね。」


蛇風「分かっている。母上が知ったら喜びの余り身の丈に合わない技術も授けそうだからな。」


蛇風「しかし今すぐというわけにもいかない。そこでだ雪華、模擬戦を見てみたくはないか?」


模擬戦・・・良いねぇ。

次回はいよいよ模擬戦!!『良いねぇ』を雪華の口癖にしちゃおうかな!!

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― 新着の感想 ―
とても面白いです!これからも読みますし、感想書きます! まだまだ謎な部分が多いですね、クリスのキャラが立ってて面白かったです。ティアラさんはとても強そうですね、蛇風さんもとても強そうで、家族全員強いの…
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