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パーティの組み分けと姉妹と機械

今回新キャラが多いのと今まであった矛盾を少しずつ書き直しています(汗)

・・・・・・・・・・火のダンジョン入口前・・・・・・・・・・


side雪華


雪華「そういえばあなた、名前は?」


ラミー「わ、私、ラミーって言います。」


薔薇「しかし凄い髪の長さだな。地面についてるじゃねぇか。」


ラミー「すみません、外に出るのが怖くて…」


雪華「誰かに切ってもらったりはしていないんですか?」


ラミー「そ、その、髪が武器なので…」


ラミー「大きな声では言えないんですけど、私闇属性の魔法を研究してるんです。」


薔薇「良いじゃないか、それと髪がどう関係するかは分かんねぇが。」


雪華「既にダンジョンに入り始めてる人達が居ますね。」


薔薇「まあ早い者勝ちだからな。」


ラミー「わ、私達ももう1人探して早く行った方が良いのでは…?」


薔薇「待て、今マップを作ってる。それとこれ以上人数は増やさないぞ。」


ラミー「え、えー!?それってありなんですか?」


雪華「実際フルメンバーで組んでる人の方が少ないですよ。」


雪華「先生も1年生の生徒は3人以下と言っていましたしね。」


雪華「有能な敵より無能な味方、恐らくこの抜き打ちはパーティ全員が生きて10階層まで辿り着くのが最低条件…」


薔薇「仕事としてパーティを組んでる奴らも、最大で4人って言われている。」


薔薇「要はそれを下回る分には問題無いんだ。」


ラミー「でも、そのやり方じゃ残る人が居るんじゃ…」


薔薇「残った奴はその時点で退学だったりしてな。」


雪華「人脈作りも重要と言いたいのでしょうか。」


雪華「しかしマップですか、魔力を飛ばしているのでまさかとは思いましたが…」


薔薇「私が得意な魔法はサポート寄りでな。探知、強化、回復、結構色々できる。」


雪華「私は近中距離対応のアタッカーと言ったところでしょうか。」


ラミー「私は基本的に全距離役に立てると思います。」


薔薇「…意外だな。お前みたいなタイプは謙遜しまくると思ってたんだが。」


ラミー「ま、魔法にだけは自信がありますので!」


薔薇「そうか…よし、マップが完成した。」


薔薇「ただ、気がかりなのが他の奴らの気配が無い。」


ラミー「ま、まさか全滅したのでしょうか…」


雪華「死人は出さないと信じたいですけど…」


薔薇「これは私の予想だが、このダンジョンに入ると…」


・・・・・・・・・・???・・・・・・・・・・


sideマギナ


先に入った生徒の反応が無いのでまさかとは思いましたが、やはりダンジョンに入ると強制的にどこかに飛ばされるようですね。


マギナ「しかし、まさか4人未満でもパーティを組んで良いとは、これが父の言っていた言葉の裏を読むという事なのでしょうか。」


???「ヤッホー!機械も下着付けるんだね!」


マギナ「よく飛ばされませんでしたね。」


???「これ分身です。本体はしっかりと飛ばされてしまいました。」


マギナ「歩きながらで良いので、自己紹介をしませんか?」


マギナ「貴女『達』が私を抱えて強引にダンジョンに入ってしまったので、自己紹介をする時間が無かったです。」


サン「人間みたいな事を言うね。僕はサン、ルナ姉の妹!」


ルナ「私はルナ、サンの姉です。」


サン、ベリーショート黒髪、服は…上がゴスロリ風なのに下はパンツスタイルなんですね。


ルナ、ロング黒髪、服は…こっちは完全なゴスロリファッションですが、夏に黒のロングスカートはきつそうですね。


サン「何か観察されてない?」


ルナ「学園の生徒のデータにアクセスしているのではないでしょうか。」


マギナ「あ、いえ、お城に居た女性から女性同士仲良くなるには服を褒めるのが良いと聞いたので。」


マギナ「ただ適当に褒めると嫌われるとも言われたので、しっかり見たうえで褒めようかと。」


ルナ「それは…言ってしまったら意味が無いのでは?」


マギナ「そうなんですか?」


サン「まあ、普通は言わないよね。」


マギナ「では聞かなかったことにしてください。今から褒めますから。」


サン「アハハ!やっぱり私の勘に間違いはなかったでしょルナ姉!」


ルナ「ええ、とても面白い方ですね。」


マギナ「目が名前を表すような赤と白なのは良いと思います。名前が良い感じの安直具合になるので。」


サン「全然褒めてないよそれ!」


マギナ「変な名前を付けられなくて良かったですねと言ったつもりなのですが…」


ルナ「私達姉妹に関してはもっと言う事があると思うのですが…」


マギナ「国が使っている殺し屋夫婦の娘という事ですか?もちろん知っていますが、私は命が無限にあるようなものなので。」


サン「それ、一応学園長以外には内緒にしてるんだからうっかり口を滑らせちゃ駄目だよー?」


ルナ「命が無限…それはバックアップの事でしょうか。」


マギナ「はい、私のデータは常に別の場所に保存されているので、命が無限の様なものかと。」


マギナ「ところで話過ぎましたね。囲まれました。」


大量のファイアウルフ『グルルルルルッ!!』


サン「私の本体は移動してるから問題無いけど…」


ルナ「同じく私もです。分身が出せる魔法は少ないのですが…」


マギナ「構いません。新機能も試したかったので…見つけました。」


マギナ「では私達が元居たダンジョンに戻りましょうか。」


サン&ルナ『え?』


・・・・・・・・・・火のダンジョン1階層・・・・・・・・・・


マギナ「到着です。初めまして本体のサンさんルナさん。」


サン「うっそぉ…私変な砂漠みたいな所に居たのに…」


ルナ「私は海に居たはずなのですが…」


マギナ「ザ・ダンジョンという感じの場所ですね。石の壁、石の床、シンプルな迷路でしょうか。」


サン「ワープの魔法を使ったのは理解できるんだけどさ、詳しく説明してくれない?」


マギナ「まず私達はこの炎のダンジョンに入った瞬間、それぞれ別のダンジョンに飛ばされました。」


サン「同じダンジョンだと思ってたんだけど、別のダンジョンなんだ。」


マギナ「あとは簡単です。宇宙にある人口衛星から2人を見つけワープで火のダンジョン内部に連れてきました。」


ルナ「人工衛星とは何ですか?」


マギナ「簡単に言うと、この宇宙を飛んでいる私の父が最近作った機械です。」


サン「…待って!?それ凄い事じゃない!!??」

まさかの衛星です。まあ機械だからねできるよね!

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………、簡単とは……?(人工衛星のとこ)
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