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雪華vsニャンル

もしかしたらしばらくYouTubeの動画投稿の方に集中するかもしれません!

落ち着いたらまた投稿し始めますので、よろしくお願いします!

雪華「ん…ぅぅ…ここは…」


クリスタル「闘技場の中にある医務室です。どうやら間に合ったようですね。」


雪華「間に合った?そ、そうか、ニャンルとの決勝戦!」


クリスタル「ええ、まだ相手は残っていますが、このまま勝ち進めればそうなるでしょう。」


回復魔法のおかげか傷は回復している…だが…


雪華「予想はしてたが、回復魔法で体力までは回復しないんだな。」


クリスタル「はい、スタミナは消費します。」


クリスタル「どういたしましょう、棄権する事も可能ですが…」


雪華「いや、せっかくだから正式な形で決着をつけておきたい。行くぞ。」


・・・・・・・・・・準決勝が終わり【選手控室】・・・・・・・・・・


雪華「やっぱりうちのクラスだと私、ニャンル、カーラ、マギナくらいだな。」


クリスタル「あ、あの…雪華様?その、よろしいのでしょうか?」


雪華「ああ、もう隠すのも面倒だ。何なら最初から知られていそうだし、出てこいマギナ。」


マギナ「バレていましたか。」


マギナ「そのような喋り方だとは思ってもいませんでした。」


雪華「ずっと観察し続けるつもりだったんだろ?なら隠してても意味は無い。」


雪華「私も疲れるからな、その眼についても説明が欲しかったし。」


マギナ「そうですね、ただ長くなりますので、まずはニャンルさんとの決着を…」


雪華「ああ、私もそのつもりだ。」


雪華「ニャンルも反対側の控室で今頃緊張してー…」


・・・・・・・・・・闘技場・・・・・・・・・・


ニャンル「ワクワク!ワクワク!!」


物凄いワクワクしている…


ニャンル「本気で行きますからね!常に本気ですけどそれを超えるくらい!」


雪華「正直強くなったガントレットの効果を確認しておきたかったんですが、そんな余裕も無さそうですね。」


聖羅「さあ遂に始まりました決勝戦!やはり生き残ったのはこの2人!!」


いや、他の選手も死んではないがな?


聖羅「もはや説明は不要、果たしてどのような最後を飾ってくれるのか!」


聖羅「決勝戦、始め!」


クリスタル「マギナ様、雪華様の武器の形状が変わっていますが…」


マギナ「進化するタイプの武器でしょうね。雷の王の技術だと記録しています。」


クリスタル「ええ、説明はありましたが、埋め込まれているのは宝石でしょうか?」


マギナ「見た目からの解析ですが、何らかの属性の技が使えるようになったと考えるのが自然でしょう。」


ニャンル「いきなり行きますよー!」


聖羅「ニャンル選手、カーラ選手に使った技をここで発動!」


空気圧の中に風魔法か、カーラでも防げなかったとなると回避か相殺かの二択だな。


『女神への一撃』


聖羅「雪華選手拳を地面に、地面から石が!空気圧に衝突して魔法の発動位置がズレた!!」


ニャンル「スキルだね。地面にインパクトを発生させて石を弾く。」


雪華「ええ、ニャンルさんのその技は効きませんよ。魔法も連発はできないでしょうしね。」


ニャンル「確かに…でも、私知ってるんだよ?雪華ちゃんは近接戦が苦手だってね!」


聖羅「ニャンル選手距離を詰めた!」


いくら父上に鍛えてもらったとは言っても、確かに私は体術の成長はいまいちだった。

でも私だって奥の手がこのスキル、そう簡単に負けてやるほど甘くはない!


ニャンル(警戒するべきは手、あのスキルは手以外からは発動できない!)


雪華「ぐっ!この…!がはっ!!」


聖羅「あーっと!みぞおちに拳が入った!今触れられれば雪華選手にも勝ち目はあるが…」


雪華「はあっ!!」


ニャンル「おっと、熱烈なハグだけど残念、当たらないよ。」


聖羅「抱き着く勢いのまま前に倒れる、もう限界か!?」


いやいや、これからだ!


ニャンル「ふぇ!?はやっ!!」


『女神への一撃』


ニャンル「あがっ!!しまっ…た…」


聖羅「おっと強烈なスキルの一撃!インパクトした部分は頭か?」


レン「脳震盪を狙ってるな。そしてあの速さの秘密は足だ。」


聖羅「足をよく見てみると水が!自分の足裏に水を、そしてその水を動かすことで高速移動を可能にしたのか!!」


ニャンル(ヤバいヤバイヤバい!!脳が揺れて視界が歪む…)


雪華「ようやく成功しました!そして新技!!」


『女神への一撃』


聖羅「ニャンル選手拳はかわしたが膝蹴りが当たった!」


ニャンル(膝蹴り…喰らったのはお腹なのに、また頭が揺れる…)


レン「恐らくだが、腕以外でもスキルを発動させる事に成功したな。」


そう、今ニャンルは脳を回すことに集中している…ここでこうだ!


ニャンル(あれ?頭が地面に近づいて…)


ニャンル「って、危ない!!」


聖羅「おっと間一髪!回し蹴りを足に喰らい倒れそうになったが持ち直した!」


雪華「持ち直したところで、今のニャンルさんにかわせますか?」


ニャンル(後ろからの攻撃、あの速さとトリッキーな動きを見切るのは難しい…でも、あれなら私が勝ってる!)


ニャンル「ぎゅー!」


聖羅「な、何とニャンル選手、雪華選手にハグをした!」


何を考えてるか知らないが、今の内に攻撃を…


ニャンル「からのドーン!!!」


雪華「っが!?」


ニャンル「ドーン!!!ドーン!!!」


聖羅「抱きしめた腕を決して離さず、何度も何度も頭と頭をぶつける!!」


ニャンルの狙いは…耐久力、確かに耐久では私はニャンルには劣るが、足りない耐久力は攻撃力で補うまでだ!


『女神への一撃』


聖羅「ニャンル選手の背中に触れている雪華選手、そのまま連続インパクト!」


聖羅「どちらの限界が先に来るのか、そういう勝負になってきました!」


レン「いや止めろよ、ていうか前の試合も止めておけよ。」


聖羅「えー青春を止めたくないー!」


レン「子供かお前は!!」


ニャンル(一見互角に見えるこの勝負、でも私は忘れていない。雪華ちゃんならきっと…)


ニャンルは予想しているだろう。だがこれ以外に手はない!


ニャンル「やっぱり来た!」


聖羅「雪華選手テレポートだ!ニャンルさんの後方へテレポートをした!!」


ニャンル(かわす気力は残っていない。このまま振り返って拳を…)


聖羅「ニャンル選手、拳を繰り出すが雪華選手それを拳で止めた!そして雪華選手の拳が触れているという事は!!」


雪華「楽しかったですよ。ニャンルさん。」


『女神への一撃』


ニャンル「っぁ…」


聖羅「ニャンルさん倒れ…いや…」


今回は…引き分けだ。


聖羅「雪華選手も同時に倒れた!この勝負引き分け!!」


レン「引き分けの場合、勝者はどうなるんだ?」


聖羅「引き分けは引き分けだよ。勝者は居ない。」


聖羅「今回のイベントの勝者は無し!でも一応優勝賞品は用意してたから、それだけ後で2人に渡しておくわ!」


こうして、私達がそれぞれ全力でぶつかったイベントは幕を閉じた。

はい、まさかの引き分けで終了!次回はいよいよ?…次回出るのは少し先だけど。

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― 新着の感想 ―
両者引き分けかぁ〜〜〜、まぁ、これが読者からしても、作者からしても良いんだよなw引き伸ばしと言うなのwでも、めちゃんこ白熱しとったなぁ〜、今後どうなるんやろ……
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