雪華vsマギナ
今回はいよいよ雪華のガチのバトル!果たして勝てるのか…!!
紫の髪に紫の目、そこに描かれる魔法陣の様な模様…身長は13歳の平均と言ったところか。
マギナ「魔力解放、20%…」
雪華「風圧が凄いですね。ですが…!」
これの対策はずっと考えていた。
聖羅「おっと雪華選手、地面にガントレットを装着した拳を突き刺した!!」
マギナ「…その体勢ではろくに動けないのでは?」
雪華「風圧は一瞬のものと期待していたんですけどね!」
ついでに言うなら恐らくこれ、馬鹿みたいに熱いな?私の感覚が無いから耐えられるが…
マギナ「すみません、この風は永久的に続きます。」
お喋りはするタイプか、なら限界まで情報を…
マギナ「そして、これで終わりです。」
聖羅「あ、あれは風魔法、ハリケーンだああああ!!」
地面が砕けた!?身体が浮かぶ、このままだと場外に飛ばされる!
雪華「良いですわね!このヒリつく感じ!!」
ニャンル「クリスさん、雪華ちゃん楽しそうですね!」
クリスタル「お嬢様は何か目標があるのか、幼い頃から鍛えておりまして、その過程で少し血の気が多くなったような気もします。」
イチかバチか、使うか!『女神への一撃』
聖羅「雪華選手の横から凄まじい衝撃波が発生!ハリケーンを抜け着地した!!」
マギナ「…確か、トリックパワーインパクトというスキルでしたね。」
マギナ「拳のパワーを対象に触れる事で、どの部位からでもインパクトする事ができる。」
雪華「空気にしてみたのは初めてですけどね。おかげで抜け出せましたわ。」
雪華「ところでマギナさん?魔力解放…とやらはもうしないんですか?」
聖羅「確かにマギナ選手、ハリケーンを発動したタイミングで身体から吹き出していた魔力が無くなった!!」
雪華「マギナさん、お喋りは好きですか?」
マギナ「色々とデータが集まるので嫌いではないです。」
雪華「では少しお喋りをしましょうか。マギナさん…貴女、人間ではないですね?」
雪華「貴女の正体は機械、もしくはサイボーグでしょうか?」
マギナ「当たりです。サイボーグではなく完全な機械ですが。」
雪華「詳しい事は後でうちの担任からじっくり聞きだすとして…」
聖羅「デスヨネー」
雪華「貴女の無尽蔵の魔力の正体も、貴女が機械ならば納得ができます。」
雪華「そして機械ならではの弱点、オーバーヒートですね?」
ニャンル「何ですか?オーバーヒートって?」
クリスタル「基本的に電気などを使う機械は、負荷をかければかけるほど熱が溜まります。」
クリスタル「もちろん冷却装置などもありますが、どれだけ冷却をしても負荷はかかってしまいます。」
雪華「いくら無尽蔵の魔力があっても、その魔力を永久に使うには貴女の身体が耐えられない。」
雪華「いったん冷却をする必要がある。」
マギナ「正解なのですが、何故今その様な話を?」
マギナ「こうして話している間に冷却は済みました。貴女の実力を考慮して、貴女が死なない程度に本気を出します。」
マギナ「貴女が話している間に、貴女は勝機を逃したのです。」
雪華「死なない程度?舐められたものですね。」
雪華「貴女の身体が壊れない程度に本気で来てください。そのためにこんな長話をしたんですから。」
雪華「人間?機械?関係ありません。」
元先生として、子供は子供らしく…
雪華「私はどなたであろうと、その人の全力を受け止めるつもりです。」
そんなつまらない表情をしてないで勝って笑って負けて泣いてろよ!
雪華「もし手を抜けば、私は一生をかけて貴女をスクラップにします。」
マギナ「…魔力の増幅を確認。ガントレットにエネルギーが蓄積、進化を確認。」
マギナ「分かりました。私が壊れない程度の全力でお相手します。」
マギナ「魔力解放…90%…」
聖羅「90!?また風圧がぁ…あ、あれ?来ないわね。」
レン「今回は魔力を蒸気にして放出してるんじゃない。」
レン「何かスゲェ技をかますつもりだぞ!」
マギナ「パーツ、フィンガー、フットを取り外し…死なないようにお願いします。」
聖羅「人差し指と足首から下が外れた!魔力を噴射し上空へ!!」
カーラ「勝負はどうなりましたか!」
クリスタル「カーラ様、お身体は大丈夫ですか?」
カーラ「ええ、こうしてシリアスに運んでもらいました。」
シリアス「どうやら、もう決着がつきそうですね。」
ニャンル「あんなの、どうやって避ければ…」
クリスタル「当たれば確実に肉体が消滅する出力ですね。」
今の私じゃ更に上空へ避ける事もできないな。だがここまでのエネルギー、防御魔法の意味は無い。
魔力で場外に足場を作り回避する事は可能だろうが、それはあくまでも観客が居るからだ。
観客が居るから場外丸々は狙えない、そんな観客を利用した回避で勝ったと言えるか?
雪華「言えるわけがないですね!なら勝利条件は1つ!」
マギナ「圧縮完了、ロック正常…発射。」
雪華「どこを狙っているんですか!!」
聖羅「何と!!先ほどまで闘技場に居た雪華選手がマギナ選手よりも高い所に移動した!?」
そう、今の私じゃ更に上空へは行けないなら…
雪華「今を超えれば良いだけです!」
レン「そうか、テレポートだ!学園にはその上位互換のワープの魔法が使われているから見て盗む事ならできるぞ!」
見よう見まね、地上でこんな雑なのをやったら着地はできないな!
マギナ「ですが所詮は飛べない魔法使い、当てやすくなっただけです!」
雪華「足元、色々外れて寂しいですね!土を入れて花瓶にしてあげます!」
聖羅「おっと雪華選手、マギナ選手の脚を掴んだ!」
マギナ「どこへ逃げたところで回避はふかの…!?」
聖羅「どうしたんでしょうかマギナ選手、腕を真上に伸ばした!!」
レン「ハッハッハ!スキルだな!スキルを使ってマギナの手の平にインパクトを発生させたんだ。」
レン「そうすれば嫌でも腕は真上に上がるからな。」
指にエネルギーを集中させるのにあれだけの時間がかかったって事は、今私が掴んでる噴射口に指のエネルギーを移すにもかなりの時間がかかる!
マギナ「くっ…噴射出力最大!!」
聖羅「マギナ選手の足から出るエネルギーが大きくなった!流石に熱そうだが…」
雪華「このくらいの威力じゃ私は殺せません!」
そう、熱さも冷たさも痛みも効かない私に勝ちたければ、文字通りの瞬殺しかないんだよ!!
雪華「落ちろおおおおおおおおおお!!!」
聖羅「掴んだ脚を下へ投げつけた!マギナ選手、凄い勢いへ場外に!」
マギナ「パーツフィスト取り外し、逆噴射!!」
マギナ(ああ、心の中に焦りを感じる…私が進化の鍵はやはり…)
『ズドーン!!』
聖羅「逆噴射をするものの間に合わず!マギナ選手場外に落ち負けてしまった!!」
聖羅「勝者、雪華選手!!!」
クリスタル「雪華様!」
ニャンル「わわ!クリスさん!?」
雪華「相変わらずの身体能力だな…いつでも助けられたはずなのに我慢してくれてありがとう。」
クリスタル「雪華様の勝利を信じていましたので、今はお休みになられてください。」
雪華「ぁぁ…少し…寝る…」
いやぁ…暑くなって決着まで進めてしまいました!やっぱり僕魔法も好きだけどこういう泥臭い戦いも好き!!




