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謎多き少女、マギナ。

今回から少し効果音を加えてみました!

・・・・・・・・・・闘技場・・・・・・・・・・


聖羅「さあ続いてはマジックパワーの項目1位!対人間魔族マジックギミック…ええい面倒ね!」


聖羅「マギナ選手です!」


何だ?今凄い事を言おうとしたような…


クリスタル「おや、よく見ればマギナ様の眼にもカーラ様のと似たような魔法陣が…」


ニャンル「雪華ちゃん雪華ちゃん、その眼についてカーラちゃんに色々聞いたんだけどさ。」


雪華「お帰りなさいニャンルさん、やはり何か細工があるのですか?」


ニャンル「うん、あの眼は受け継ぎの眼なんだって。」


雪華「受け継ぎ?」


ニャンル「うん、何か稀にそういう眼の子供が生まれて、過去の血筋の誰かの技を自然に使えるみたい。」


雪華「いまいち分かりづらいのですが…」


ニャンル「うーん、私もよく分からないけど、カーラちゃんの体中の痣はその眼の特訓とかでできたものみたい。」


クリスタル「私はそのような話、聞いた事が…」


クリスが知らないという事は嘘の作り話か?聖羅先生のあの説明からして、あの眼は良いものじゃ…


聖羅「それでは始め!」


クリスタル「しばらくは様子見ですね。」


マギナ「…」


生徒「ウォーターループ!」


クリスタル「あの魔法…本来ならばあまり役立つ魔法ではないのですが…」


生徒「トリックアイス!!」


おお、マギナの周りを回っていたドーナツ状の水が瞬時に凍って拘束した。


ニャンル「あれ、素肌に当たったら痛そう…」


雪華「ええ、ですから防御魔法をするのが現状の最適解だと思うのですけれど…」


クリスタル「凍傷で痛がる素振りもありませんね。」


『バキッ』


ん?バキッ?


聖羅「何と割ってしまった!何の強化もせずに氷の拘束を割って抜け出した!」


ニャンル「あ、あばばばば!凄い怪力ですね!」


マギナ「魔力解放…10%…」


生徒「きゃっ!!」


聖羅「何と、場外まで吹き飛んだ!」


聖羅「10%と言っていたが、まさかまだ実力の10%も出していないのか!?」


どう考えてもおかしい。あれで10%を超えていないなら未だ未知数の学園長の魔力量に迫るだろ。


クリスタル「このまま戦いが進めば、最初にぶつかるのは…雪華様になりますね。」


ニャンル「勝ってね!私も雪華ちゃんと戦いたいんだから!」


雪華「ええ、もちろん勝ちますわ。」


…あれ?何かおかしくないか?


・・・・・・・・・・数試合後・・・・・・・・・・


聖羅「勝者、雪華選手!」


基本は無属性魔法か水魔法のぶつけ合い、つまり魔力の量と質と操作性の勝負になる。

このクラス、現状歯ごたえがありそうなのはやっぱり…


聖羅「次はいよいよ雪華選手とマギナ選手の…」


いややっぱりおかしい!!


雪華「あのー、すみません。トーナメントで戦うのでしたら、先に戦ったニャンルさんとマギナさんが当たるのでは…」


聖羅「へ?トーナメントって事前の総合で強い人順に当たるのよ?」


聖羅「だから、測定で総合順位1位のマギナさんと2位の雪華さんが戦うのは必然なのよ?」


あれぇ…トーナメントってそんなんだったか?


レン「雷とかのトーナメントがそういう方式だっただろ。」


レン「こっちのは雷のを闘技場用に変えたものだからな。」


レン「要は強過ぎる奴が弱過ぎる奴と戦って盛り下がらないようにするためのルールなんだよ。」


何か、自国の文化がまともに伝わらなかった海外みたいな状況になってるんだなここ。


レン「最初の割り振りだけは完全なランダムで決めるんだよ!」


雪華「そ、そうなんですね、分かりました。」


・・・・・・・・・・選手控室・・・・・・・・・・


ジン「頑張りなさいよ雪華。」


雪華「学園長、見に来てたのか。」


ジン「あのマギナって生徒を見ておきたかったのよ。」


雪華「なあ、あのマギナって生徒…」


ジン「正体は、自分の目で確かめなさい。」


雪華「それもそうだな…なあ、学園長は私達のこと、あまり生徒って目で見てないよな。」


ジン「そうね、どちらかというとライバルという目で見てる自覚はあるわ。」


ジン「でも余程の事がない限りは先生と生徒として接するつもりよ。」


雪華「私があいつに勝ったらあの眼のこと、教えてくれるか?」


ジン「良いわよ、教えてあげるわ。」


・・・・・・・・・・闘技場・・・・・・・・・・


聖羅「今回注目の対戦カード!雪華選手vsマギナ選手!!」


雪華「よろしくお願いいたします。」


聖羅「さあ毎回のごとくしている握手だ!」


まあ、イメージ的にも挨拶と握手は大事。


マギナ「…これは何でしょうか?」


なるほどなるほど、こいつの正体が何となく見えてきたぞ。


雪華「握手と言います。挨拶は知っていますか?あれと同じような感じです。」


マギナ「では今までの生徒と同様貴女の手を握れば良いのですね。」


雪華「や、優しくお願いしますね?」


聖羅「さあ、熱い握手をしたところで勝負…始め!」

そういえばカーラの眼と痣の説明がまだだなぁと思ってしておきました!

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