表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/39

学園長の授業と読書の時間、そしてイベント?

今回は少し長めになっています!学園長の授業…ワクワク!

ジン「さて、今日は私が授業をするわ。」


今日、私とニャンルは何故か学園長に呼び出された。


ニャンル「あのー、私達何かしちゃいましたか?」


ジン「違うわ、貴女達2人は成績優秀だから早めにそれぞれに課題を与えておこうと思っただけよ。」


ジン「本当ならマジックパワーの項目で1位を取ったソードにも来てほしかったんだけど、私が舐められてるのか行かないって言い切ってね。」


ソード…測定は聖羅先生がまとめて行ったから顔は見てないが、こっちの世界だとキラキラネーム扱いされそうな名前だな。


雪華「私の結果は2位だったのに呼んだのか。」


ジン「貴女とソードが飛び抜けてマジックパワー…あー、英語使いづらいわね!」


ジン「いちいちカタカナにしないでほしいわ。」


えぇ…英語はどちらかと言ったらこっちの国の領分だろ。あと、やっぱりこの世界の言語は地球と変わらないのか。


ジン「コホンッ、とにかく魔力量は貴女とソードがダントツだったから貴女も呼んだのよ。」


雪華「それで、私達の課題って?要は弱い所って事だろ?」


ジン「ええ、まずニャンル、聖羅からの情報で貴女は幼少期、獣を狩っていたみたいだけどよく怪我をしていたそうね。」


雪華「え、獣人って獣を狩るのってありなのか!?」


ニャンル「あ、はい、人間だって猿を見世物にしたりするんですよね?」


雪華「い、言われてみれば確かに…」


狩って飢えをしのぐのも、お金にして飢えをしのぐのも結果は同じだな…


ジン「どうせ防御を考えずに戦ってたんでしょ。獣人は強さに比例して知能が低い傾向があるからね。」


ニャンル「うぅ…だってその方が早く終わるんですもん…」


ジン「それで怪我をしたら意味無いでしょ。別に速度を潰す必要は無いわ。」


ジン「今後精霊魔法の授業があるはずだから、貴女はそれを含めた魔法全般の組み合わせを試しなさい。」


ジン「貴女に合った戦い方がきっとあるはずよ。形になったら私の所に来なさい。」


ニャンル「はい!やった事ないけどやってみます!」


ジン「そして雪華、貴女は戦闘センスはあるけど魔法の応用の全てをまだ知っていないわ。」


雪華「知っていないか。なるほど、確かに魔法の応用は人から習うだけだったな。」


ジン「ええ、だから今ある知識の全てを活かせても聖羅に攻撃を当てる事はできなかった。」


ジン「この学園には貴女の実家以上の本があるから、知ったつもりにならずに読みなさい。」


・・・・・・・・・・図書室・・・・・・・・・・


と、言われたので図書室に来てみた。そしてあの特徴的な眼は…


カーラ「ブツブツブツブツ…」


カーラか。何か魔法の本を見ながらブツブツ言ってるが、あの本、気になるな。


雪華「あー、カーラさん?その本、私にも見せてもらえないかしら。」


雪華「今カーラさんが読んでる所からで良いから…だから、隣に座っても…」


カーラ「ええ、良いですよ。」


長髪の黒髪に真面目そうな喋り方…だからこそ気になる身体の痣と目に刻まれている魔法陣…


雪華「あれ?カーラさんって本を読む時は眼鏡をかけるんですね。」


カーラ「ええ、私の眼は特別で動くものや魔力の流れはよく見えるのですが、それと引き換えに魔力が無い動かないものがよく見えなくて…」


カーラ「この魔力を流せる眼鏡が無いと人の顔も判別できなくなってしまうんです。」


雪華「なるほど…その、何故聖羅先生の授業を受けないのですか?」


カーラ「クラスというものは置いてけぼりの人を出してはいけない。」


カーラ「そうなると、いくら優秀な人達を集めても全体の授業の進みを遅く感じる人が出てきてしまう。」


カーラ「私がそのタイプですので、信頼関係を築く前に自分から切りました。」


雪華「分かる気がします。でも、私にその考えを話しても良かったのですか?」


カーラ「…何故でしょう。自分でもよく分かりません。」


穏やかだ。聖羅先生に意見を言った時の力強さはあまり感じないが、芯はしっかりとしている。


雪華「先日周りに居たあの2人は今日は…」


カーラ「ああ、あの2人は私に追いつき、追い抜こうと自分達の訓練に必死になっています。」


カーラ「本当に嬉しい事です。私に媚びへつらうわけでもなく、私をよいしょするだけではなく、ちゃんと私を追い抜こうとしている。」


カーラ「あの方達が居ると、私も頑張れますし強くなれます。」


ビックリするほど話が通じるな。もっと横暴な奴だと思っていたんだが…


雪華「…カーラさんはちゃんとしていますね。だからこそ、聖羅先生の授業を受けるべきです。」


カーラ「そうでしょうか、聖羅先生のやり方ではどうしても時間の無駄が出ると思うのですが…」


雪華「知っている事を教えられる時間ができてしまうと思っているのでしょう?」


雪華「全てを知っていると思い込むなんて、知能ある者の横暴ですよ。」


カーラ「…」


・・・・・・・・・・教室・・・・・・・・・・


色々と話したからか、今回はカーラもあの取り巻きも居るな。


聖羅「さて、授業の前にサプラーイズ!イエーイ!」


ニャンル「イエーイ!パチパチパチー!!」


何だ何だ?ニャンルはノリでやってるだろうから置いておくとして…


聖羅「あ、一応言っておくけど、強制退学のテストじゃないわよ?」


聖羅「私企画、燃えろ!熱く!勉強、バトルの個人戦ファイトー!!」


聖羅「…を、明日やるわ!」


…を、明日やるわじゃない!とんでもない事を言いだしたぞこの先生!

はい、まさかのテストの前に大激闘です!これが聖羅先生が言ってた作戦ですねー。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
www最後がちょっとw………、いや、あのねえw…………、いやいや、笑ねぇな?w←(いや、笑っとるやろがい)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ