第89話 休暇
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則子さんには悪いけど、一日中則子さんのお世話は無理だ。
なので、朝一で則子さんに今日は町で観光等をしておくように言っておいた。
薬草採取クエストの報酬があるから、お金はある。
「と言うことで今日は休みだ〜」
ブラック企業時代であれば何週間も働いた事はあるけど、ただ見ているだけなのに神経を使う仕事は無理だ。
「あれ、あの気弱な転生者の面倒は良いの?」
廊下を歩いているとお菓子を食べ歩きしているミリンと会っていた。
「流石に神経を使いすぎて疲れたから今日は休むの」
「ふ〜ん、ならさっき知ったんだけど、新しいお菓子屋が出来たらしいのよ、行かない?」
お菓子屋か……、まぁ気分転換には良いかな?
出発しようとしたら、レモンとナナさんも着いてきてしまった。
結局全員でのお出掛けになってしまった。
町にやってきて、ミリンの案内でお菓子屋を探す。
「ねぇ、何処にあるの〜?」
レモンが文句を言っている。
まぁ、レモンじゃなくても文句はあるか。
お菓子屋を探し始めてもう二時間もたっていた。
「ミリンちゃぁん〜、迷ったのぉ〜」
「いや、きっとこの辺り……」
さっきからそればかりだ。
「ミリン、ちょっとその紙みせて」
私が見たほうが辿り着けると思う。
しかし、その紙には店の名前と、子供が描いたような、大雑把な地図がのってるだけだった。
「……ミリン、本当あるんだよね?」
不安しかない。
「あるよ!! お菓子に関しては一流よ!!」
あっ、急に安心してきた。
他の事なら安心出来ないけど。
「あら、こんな所でどうしたのかしら?」
その声の主は、偶然通りかかったエリア様だった。
「あっ、エリア様、実は……」
私は今の現状を説明した。
「あら、あそこに行く予定だったですね。ちょうど良いです、私も行く予定でしたので、一緒に行きましょう」
助かった。
エリア様に着いていき無事に辿り着いた。
お菓子屋[シャフーザ]
中に入るとミリンが納得しそうなお菓子の数々が陳列されている。
ここのお菓子は私が見たことがないような物ばかりだった。
女神神界オリジナルなんだろうか?
お店で食べられるスペースもあるので、私達はそれぞれ食べたい物を買い、そのスペースで食べ始めた。
味は最高だった。
ただ少し買いすぎてしまったので、明日から、則子さんに会う前に走ったりしないといけないかな?
ダイエットなんてしてこなかったけど、、やはり気になる年頃ではあったので……。
店探しは大変だったけど、ミリン達のおかげでリフレッシュにはなったかな?
明日からの仕事もなんとか頑張れそうだ。
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