第85話 エリア様に相談
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「あら、帰ってきたのですね」
エリア様が出迎えくれた。
「まさか、家に来ているなんて思いませんでした」
私達は、とんぼ返りしたのだ。
「その口ぶりですと、私に会いに行ったのですね」
「はい、新しい世界について相談しようと思いまして」
「なるほど、聞きましょうか」
エリア様は相談に乗ってくれるようだ。
エリア様とリビングに向かった。
(ん? リビング? あっ!!)
リビングは今悲惨な状態になっているのだった。
「あっ、エリア様、えっと、私の部屋でも良いですので……」
「何を言ってるのですか? リビングはここですよね? ここで良いではないでしょうか? 私の用事もここでしょうから」
エリア様の用事?
「ミリンさ〜ん!!」
「げっ、婆……」
「また言いましたね〜!!」
エリア様がミリンと、叩き起こされたレモンをお説教している。
これは誰かが仕組んだのかな?
隣を見るとシロが、してやったりみたいな顔をしていた。
これはシロが密告したな。
暫くして……。
「お待たせしました。女神ノゾミのお話を聞きましょうか」
ぐったりしている二人を横にして、リビングのソファに座るエリア様。
「あっ、はい」
私は事情を説明した。
「なるほど……、それは困った事ですね」
「そうなんです」
エリア様も頭を悩ませていた。
「……そうですね。ここは女神補佐ミリンではありませんが、その則子さんと言う方ともっと話して見ることですね」
エリア様もミリンと同じ事を言うの?
「その上で、則子さんの得意な事を見つけるのです」
則子さんの得意な事か……。
「それと、その世界には冒険者がいるのですよね?」
「はい、でもいつも通りレベルは低すぎて一緒に戦えるレベルではないですよ。前のハルカさんみたいな人が入れば良かったですけど、女神図鑑にもなにも乗ってないのでいないみたいです」
そう、私は女神図鑑で有力な人物がいるか調べてはいたのだ。
結果は惨敗だったけど。
「きっと大丈夫ですよ。まずは則子さんの事、そして世界の事を知る事から初めてみてください」
その後も暫くいろいろな話しをして、エリア様は帰っていった。
「よし、明日からもサポート頑張ろう」
エリア様のおかげでやる気が湧いてきた。
「あっ、やっとあのババア帰ったか!!」
ミリンはまたお菓子とジュースを並べ始めた。
エリア様のお説教ってなんだったんだろう……。
シロを見ると、シロは何処かに電話していた。
まぁ、エリア様だろうけど。
こうして、エリア様とミリンの関係は続いていくのだった。
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