表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

85/199

第83話 ナナさんと今後の事を話してみた

本日更新分です。


宜しくお願い致します。


漫画が大好きなので、夢は大きく書籍化です。


感想や評価頂けたら励みになりますので宜しくお願い致します。

 則子さんはギルドから契約金をもらったみたいで、そのお金で宿に入ったようだ。


 部屋に入ったところで……。


「女神様!!」


「はっはい、なんでしょう?」


 突然呼ばれた。


「どどどどうしましょう!! 魔王がいるなんて無理ですよ!! 私、ゲームだって最初の町付近で全滅させちゃうんですから!!」


 最初の町って……、どんなゲーム音痴だ。


(でも、則子さんに魔王討伐は無理ゲーよね? でもやってもらわないといけないからな〜)


「とりあえず、できる事から始めましょう」


「私に出来るのは迷子の子どもを探したり、誰かのお手伝いをする事だけです〜!! さっきまでは異世界生活頑張ろうって思ってましたけど、無理です〜」


 お使いクエストじゃないんだから、せめて外に行く薬草採取クエストくらい言えよ!!

 いつかは魔王を倒さないといけないんだから!!

 とっ、本心は隠してっと。


「まずは、出来る仕事をしてお金を稼いでください」


 装備を整えないといけないから……。


「では、則子さん、また明日声をかけるけど、無理しないでね」


「あっ、はい。怖いので女神様がいなければ一歩も出ません」


 いや、それは出ようよ。

 

「シロ、通信を切……」


 急に私の前に手が現れた。

 ナナさんの手だった。

 これは、通信を切るのをやめろって事かな?


「……とりあえず、こっちの声だけ聞こえないようにして」


「ナナさん、どうしたんですか?」


「これからぁ〜、あの娘のぉ〜、生着替えがぁ〜」


「シロ、通信切って!!」


「あぁ〜、なんて事をぉ〜」


 切れるでしょ。

 普通に。

 

(ナナさんはまったくも〜、それより、今後どうやって則子さんを導けばいいのやら……)


 頭が痛い。


「何かぁ〜、悩んでいるのねぇ〜、聞くわよぉ〜」


 確かにこういう時は誰かに相談するのが一番か。


「はい、実は……」


 私はナナさんに事情を説明した。


「なるほどぉ〜、ならまずはぁ〜、二人の信頼関係からぁ〜、強固にしないといけないわねぇ〜」


 信頼関係を強固?


「それは?」


「それはこれよぉ〜」


 パサッ!!


「な!!」


 いきなりナナさんに服を1枚脱がされた。


「いいいったい、なんなんですか!!」


 油断も隙もない。


「何をって、信頼関係って言ったら、まずは身体からでしょ〜」

 

 うん、ナナさんに相談した事が間違いだった。

 この後は、襲いくるナナさんを撃退するのにかなりの時間がかかってしまったのだった。


 

お読み頂き、ありがとうございます。


この作品を『おもしろかった!』、『続きが気になる!』と思ってくださった方はブックマーク登録や↓の『☆☆☆☆☆』を『★★★★★』にして頂けたら嬉しいです。



よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ