第82話 冒険者ギルド
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「とりあえず転生成功っと……」
一仕事終えた。
これからのサポートはいつも以上にもしっかりしていかないと。
「ノゾミ様」
(来た)
「なんですか!! その来たって思っていそうな顔は!!」
(なんで分かるのよ)
「さっきの女神としての仕事は20点と言いたいところですが、相手の反応等を見ると結果的には100点でした」
「100点!! やった〜」
「結果だけです!! 普段でしたら20点ですので、そこは忘れないように」
「……はい」
かなりのお説教が待ってると思ったけど、想像と違ってラッキーだ。
「って、則子さんが心配だからさっそく見てみないと」
私は急いで家に戻り、大鏡の部屋に向かった。
「則子さん、もう無事についたかな? 長塚則子!!」
大鏡に則子さんが映し出された。
(何してるんだろう?)
何処かの建物の前でオロオロしているようだ。
「則子さん、女神ノゾミです。聴こえます?」
「えっ、ノゾミ様?」
ビックリしている。
「話しも出来るって言ったでしょ?」
「あっ、そうでした」
「ところで、どうしてそこにいるの?」
則子さんの前では、女神ではなく楽な話し方が出来るから友達って感じがして楽だ。
「えっと、ここが冒険者ギルドって場所みたいですけど、怖くて中に入るのが……」
あ〜、なるほど。
これは、則子さんのサポートは毎日決定かな?
「でも、なんで冒険者ギルドに?」
まぁ、どうしたら良いのか分からないだろうから、冒険者ギルドに行くのは普通なのかな?
「ここに着いてから、どうしたら良いか分からくてあたふたしていたら、親切な人が冒険者ギルドを教えてくれたんです」
なら入るしかないな。
「私もここで見てるから勇気出して行ってみない?」
「……でも……」
(でもじゃない!! 早く入れ!!)
「則子さんなら出来るよ!!」
「……そうですか? なら、行ってみます!!」
ゆっくり入口に近付いていく。
これは不審者の動きだ。
ゆっくりだったけど、扉をあけて中に入る事が出来た。
「よし、次はこのペコメラって世界の事を聞いてみよう。受付の人に話しかけて」
「はっはい」
亀の歩みで受付に向かっていく。
緊張しているのだろう。
「……」
「どうされましたか?」
逆に受付のお姉さんから声をかけられてしまった。
「則子さん、まずは遠くからこの町に来た事にして、ペコメラの現状を聞いてみて」
まずはどう言う世界なのか知らないと。
「はい」
自分はド田舎出身で、冒険者に憧れてこの町に来たので、今の世界の事や冒険者の仕事の事が知りたいと、則子さんは受付の人に説明していく。
そんな設定を今考えたのか。
臆病で体力も力も無い子だけど、頭は良いみたいだ。
受付のお姉さんの話しでは、ある日突然、魔王軍がいきなり現れ、冒険者の需要が上がっているので、冒険者志望は歓迎されているようだ。
その魔王軍はかなりの勢力らしく、王国軍も防戦一方のようだ。
則子さんは一通り聞いた後に、冒険者登録をして冒険者ギルドを後にした。
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