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第77話 その頃のエリア様

お待たせしました、三章スタートです。


宜しくお願い致します。


漫画が大好きなので、夢は大きく書籍化です。


感想や評価頂けたら励みになりますので宜しくお願い致します。

 時は遡って、ノゾミ達が温泉に出発した後の事だった。


「カラドリスが救われました」


 集まった女神達が騒いでいる。

 そうとんでもないスピードでの攻略だった。


「あの女神ノゾミは企画外の女神なのか?」


「いやいや、単に運が良いだけかもしれぬじゃよ」


「それはないですわ。ただ運が良いだけであのカラドリスは救えませんですわ」


「エリア様はどう言うお考えですか〜」


 四人の女神が意見を言っている。


「……女神ノゾミは周囲の人物を巻き込み、絶大な効果を発生させるようですね。それはあの問題児達をまとめているのだから分かるはずです」


 女神になって、まだ一ヶ月も経ってないのに、高難易度の世界までも救ってしまったノゾミは、規格外としか言いようがない。


「しかし今回は女神ノゾミの問題だけではないのです」


「それはなんですじゃ?」


 四人の女神は息を飲んだ。


「……カラドリス攻略の魔王戦での事です。また黒いフードの剣士が現れました」


 ガタッ


「なんじゃと!! それでどうなったのじゃ」


 五級女神チヨが聞いてきた。

 

「……カラドリスの魔王を連れ去り何処かに消えてしまいました」


「消えたとはどう言うことですか?」


 皆に動揺が広がっているのが分かる。


「文字通り世界から!消えてしまったのです。何処に行ったかは分かりません」


「それは女神ノゾミからの報告ですか〜?」


「いいえ、実はカラドリスでの魔王戦をこっそり見ていたのです。女神ノゾミは優秀ですが、前の四天王襲来もあり、カラドリスは厳しいと思い万が一に備え、観察していたのです。そこで見たのが、黒いフードの剣士だったのです」


 私も何故あそこで出て来て、何故魔王を連れ去ったのか分からないので、ありのままを伝えるしか出来なかった。

 それからは、いろいろな意見が飛び交ったが、結局憶測の息を超える事は出来なかった。

 今出来る事は、他の女神の担当区域にも出現するかの情報を集める事だ。

 

「全女神に通達を!! 担当区域内に黒いフードの剣士を目撃したら、私達に報告をと!! それと、魔界の調査はどうですか? 黒いフードの剣士がもし彼らと繋がっていれば大事ですので」


 魔界を調べている女神からはまだ調査中との答えしか返ってこなかった。

 私が調べている神界の情報すらまだなのだから、当然といえば当然だ。

 そんなに簡単に調べられる所ではないかだ。


「神界の調査も続けていきますので、引き続き、魔界の調査もお願いします」


 黒いフードの剣士については、今出来るのはこれくらいか……。

 

「次に女神ノゾミに任せる世界なのですが……」


 私は皆に、私の考えを伝えた。


「……なるほどですわ。それなら女神ノゾミの本当の実力を見る事が出来ますですわ」


「ワシも賛成じゃ」


「賛成〜、それで旅行なんてプレゼントして、時間稼ぎしてたのね〜」


「四級女神モエナ、何故旅行事を? 私は一言も言ってませんよ?」


 何故旅行の事を知っているのだろう?

 不思議だ。


「あ〜、あそこは温泉は私の企画ですので〜、情報は入ってきますよ〜」


 なるほど。

 確かに四級女神モエナはあの温泉街の総括だ。

 旅館からの連絡があってもおかしくない。


「まぁ良い。とにかく、女神ノゾミが帰り次第、新しい世界を任せます」


 この日の女神会議は終わった。


 

 




 

本作をお読みいただきありがとうございます。




よろしければブックマークと評価をお願い致します。




感想も宜しくお願い致します。




それでは引き続きお楽しみくださいませ。

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