第75話 女神神界温泉二日目 1
本日更新分です。
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「頭がガンガンする〜」
最悪な朝の目覚めだ。
昨日話ハメを外しすぎて飲みすぎた。
流石に全員寝ていた。
シロまでも寝ていた。
(シロも結構飲んでたからね)
あの小さな身体の何処に入るのかってくらい飲んでいた。
(まっ、シロも寝ているし、今は旅行中なので二度寝しよう)
そう思い再び夢の世界に戻ろうとした。
「おはようございます。朝のお食事をご用意致しました」
朝ご飯が運ばれてきてしまった。
二度寝はおあずけか……
でも、まだ皆寝ているし……って、あれ?
朝ご飯と聞いたからか、すでに食べる準備は出来てますと、言わんばかりの準備のよさ。
こいつらは……。
食い意地が張った駄目女神共め!!
そう思っているのだが、目の前に運ばれてきた朝食の素晴らしさで、怒りが何処かに飛んでしまった。
まぁ、これもテレビで見た事のある料理だけど……。
お寿司や北京ダックみたいな物等いろいろあった。
女神神界の人は食事のバランスを考えないのだろうか?
正直朝からこれは重すぎだとは思う。
ブラック企業時代は、飲むゼリーや栄養ドリンク等が主な食事だった私が言える立場ではないのだけど。
それにしても、女神神界は私の元の世界を参考にしすぎてる。
これだと、仕事以外は女神の世界にいるとあまり思えない。
「こちらも、夕食と同じく、話題の世界から取り寄せた物でございます。女神様達には珍しく、更に美味しい料理をと思いご用意しました」
その配慮はありがたいですけど、私は元は普通の人間なんですから、女神神界独自の料理を食べて見たかった気がする。
「あ〜、そこのノゾミは元人間なのよ、だから私達は珍しいし嬉しいけど、ノゾミは見慣れてるんじゃないかな〜」
……ミリン、私が言いたいけど言えなかった事を……、ありがとう。
心の中でミリンに感謝した。
「そうだったのですか、申し訳ございません。こちらのリサーチ不足でございました。なら、お昼は女神神界オススメ料理である、神聖肉のステーキ等いかがでしょうか?」
なにそれ、美味しそう。
「えっと、ありがとうございます」
思わずお礼をいってしまった。
「腕によりをかけさせていただきます」
これはお昼が楽しみだ。
今日は夜のお祭りまで特にやる事もないし、温泉街のお店を回りながらお腹をすかせるようにしよう。
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