表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

69/199

第68話 女子会という祝勝会

本日更新分です。


宜しくお願い致します。


漫画が大好きなので、夢は大きく書籍化です。


感想や評価頂けたら励みになりますので宜しくお願い致します。

「なにがどうなったの?」


 突然の黒いフードの剣士の乱入。

 女神神界にも現れました、カラドリスの世界にも現れた。

 つまり、世界を自由に渡れるって事だ。

 それと、その剣士は現れると女の子を連れ去るって事が共通している。

 女神神界では冬子、カラドリスでは魔王シキをそれぞれ連れ去っている。

 カラドリスの世界には冬子さんはいなかったけど、何処にいるんだろう?

 あの黒いフードの剣士が、また女神神界に来たなら、捕まえていろいろ聞く必要がありそうだ。

 でも今は……。

 なにはともあれ、魔王に勝った〜。

 いろいろありすぎて頭が混乱してくるけど、とりあえず勝利だ。

 横を見るとすでにお菓子や飲み物を持ち込んで、ミリン達がパーティーらしきものを始めていた。

 

「ちょっとノゾミ〜、いつまでもブツブツ言ってないでこっちきなさいよ〜」


 ミリンが呼んでいる。


「そうよぉ〜、なんて言ってもぉ〜、あのカラドリスを救ったのよぉ〜、これで私達もぉ〜、上級女神の仲間入りよぉ〜」


 そんなに凄い事なのだろうか?

 それに救ったのは高木さん達で私はなにもしていないような?


「自身を持ってくださいノゾミ様、あなたは世界を救いに導いた女神なのですよ」


 シロに言われるとなんか照れくさくなった。


「分かった、とりあえず今は女子会だぁ〜」


 まぁ、ここには女子しかいないし、皆同じ家で住んでるわけだから、女子会もなにもないけど。

 

「って、ミリンさん?」


「ふぁに?」


 口にお菓子を含んだまま喋るな!!


「食べてからでいい……」


 ゴクッ!!


 飲み込んだ音が聞こえた。

 そんなに急がなくても良いのに。


「んで、なに?」


「ここにある飲み物なんだけど……」


 私は見覚えのある缶を指さした。


「あ〜、ノゾミが前にいた世界の飲み物でしょ? 注文しといたの〜」


 注文って……。

 確かに元の世界の飲み物だけど、これはお酒だ。

 しかも度数が高いやつ……。

 

(お酒なんて、最初の新人歓迎会で飲んだくらいで、その後は仕事が忙しすぎて飲んでない)


「いやいや、これは結構ヤバいやつで……」


「ありゃ〜、ノゾミしゃあ〜ん」


 声の方を見てみると、すでに手遅れなレモンがいた。


「……もう良いか……」


 レモンの姿を見て、私の中の何かが切れる音が聞こえた。


「もう飲むよ〜!!」


 私はお酒の缶を手に取り飲みまくった。


「お〜、ノゾミ良いね〜、じゃあ私も〜」


 楽しい女子会は始まったばかりだ……


 

 

 そして、カラドリスの世界が救われて、女子会が行われた次の日……。


「頭痛い〜」


 流石に飲みすぎたようだ。

 二日酔いだ。

 そもそも、あまりお酒を飲んだ事がないのに、飲みまくった私のせいなのだけど……。


「ノゾミ様、何をしているのですか!! 早く大鏡の部屋に行ってください!! 最後の仕事ですよ」


 最後の仕事?

 なんだろう?

 ってか、頭痛いから考えたくない。


「頭痛が酷いから少し休ませて〜」


「駄目です!! 転生者様達の願いを叶えないといけませんから」


 そうだった。

 世界を救ったのだから、願いがあるんだった。

 他の方々も連れて行きますので早くしてください。


「分かりました」


 しぶしぶ私は着替え始めた。


お読み頂き、ありがとうございます。


この作品を『おもしろかった!』、『続きが気になる!』と思ってくださった方はブックマーク登録や↓の『☆☆☆☆☆』を『★★★★★』にして頂けたら嬉しいです。



よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ