第65話 決戦魔王シキ3
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高木さんが作った魔法剣の威力は凄い。
そして、田中さんのおかげでチャンスが巡ってきた。
今しかない!!
「今こそこの力を……ヒール!!」
私は魔王戦で一回だけ使える回復魔法を使った。
(このヒールでなんとかなって……お願い……)
もう祈るしかない。
正直、初級の回復魔法なんてあまり効果がないかもしれないけど……。
「高木さん、聴こえますか? 今、高木さんにヒールをかけました。 動けるようになってますか? なってましたら、魔王は高木さんを見失っています!! 今しかありません、攻撃を!!」
大鏡には辺りを探っている魔王が映し出されている。
一緒には戦えないが、この大鏡で映った事は伝えられる。
「女神様がくれたこのチャンス、絶対に外さない!!」
(よし、高木さんが魔王に向かってくれた、なんとかヒールは効いてくれて良かった……、って、魔王が高木さんがさっきまでいた場所付近を見ている気がする)
「高木さん、大回りして魔王の背後に回ってください」
バレたら今の状態の高木さんでは難しそうだ。
時間がかかっても安全な場所から攻撃が一番良いだろう。
「よし、今です!!」
高木さんは一気に魔法剣を振り下ろした。
キン!!
「えっ?」
高木さんの一撃は魔王の剣によって防がれてしまった。
しかも、さっきまで魔法剣だったのが、今は普通の剣に戻っている。
「ノゾミ、私見えたわよ、あの魔王ってやつ、高木の魔法剣の魔法を自分に吸収したのよ!!」
ミリンがドヤ顔で言ってきた。
って、魔法剣の魔法を吸収ですって!!
「ふっ、女神の入知恵ってところか? 残念だったな女神、聴こえてるとは思うから教えてやる!! こいつの魔法剣は元々私の魔力!! 感知するのも、戻すのも簡単な事よ」
と言うことは、最初から泳がされていたって事だ。
「あっ!!」
最後の力を振り絞っての攻撃だったのだろう、高木さんが膝をついた。
「高木さん、立ってください!! そこから逃げてください!!」
しかし、必死に話しかけているが高木さんは動けないでいる。
「女神よ、見ているが良い、お前の従者が倒される瞬間を!!」
このままでは高木さんが倒されてしまう。
でも、ヒールも使ってしまったし、どうしたら。
ドン!!
いきなり、魔王の魔の扉が開いた。
「騎士団長ハルカ、そして、我が親衛騎士団推参!! 皆無事か!!」
現れたのはハルカさんと、騎士団の皆さんだった。
「ハルカさん、無事だったのか!!」
ってきりあの展開なら相打ちかなって思ってたから良かった。
「でも、なんで騎士団の皆さんが一緒に?」
一緒には来てはいないはずだ。
それが何でここにいるんだ?
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