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第62話 決戦前夜

本日更新分です。


宜しくお願い致します。


漫画が大好きなので、夢は大きく書籍化です。


感想や評価頂けたら励みになりますので宜しくお願い致します。

 四天王が女神神界に現れてから数時間が経過した。

 カラドリスでは、明日にでも魔王城に奇襲をかける作戦のようだ。

 確かに、四天王を失った今が絶好のチャンスだと思う。


「それにしても、なんでここに来れたのだろう?」


「それは分かりかねます。それらはエリア様に任せてお休みくださいノゾミ様」


 まぁ疲れてはいるけど、寝ようとは思わなかった。

 さっきまで、死の危険があったからだろう。

 逆に目が冴えてしまっているのだ。


「……眠れなさそうですね。他の方達の様子を見た後に、ミルクティーでも淹れましょう」


 飲み物を作ってくれるようだ。

 ありがたい。


「皆の所に行くの? なら私も」


 他の皆の事は気になる。

 流石にあんな事があったんだから、平常通りとは言ってないはず……。

 ……いってないよね?

 普段の行いを見ていると不安が残る……。


「なら、行きましょうか」


 シロの後について、リビングに向かった。


「あっ、ノゾミ〜、なによあんたもお菓子とジュース飲みたくなったの? でも、これは私のよ、台所にまだまだあるから取ってきなさい。宴会と行きましょ〜」


「……」


「宴会良いね〜、お酒とかも良いんじゃない?」


 レモンもか……。

 二人は意気投合して、台所に走っていった。


「これは、さっきの事なんてなかった感じになってる……」


「あの女の子も可愛かったぁ〜!!」


 リビングの物陰からナナさんの声がした。

 って、あの女の子もって事は、ナナさんも平常通りだ。

 この女神達には危機感とかないのかな?


「ノゾミ様、部屋に戻られますか?」


「あっ、うん……」


 リビングを後にして戻る事にした。

 とても、宴会って気分ではないからだ。


「あれ? ノゾミは宴会しないの?」


「あっ、うん、ちょっと具合いが……」

 

 私は適当な言い訳をした。


「あ〜、うん、そうだよね〜。あんな戦闘したばかりだもんね〜。うんうん、分かるよ〜。でも、あんな事があったんだから、いつも通りにしなきゃ」


 あんな事があったから、いつも通り……か。

 本当にその通りかも知れない。


「だね。ありがと」


「どういたしまして、まっ、ここで宴会してるから気分がのったら来なさい」


 そう言われ、私とシロは部屋に戻った。


「皆、気にしてない訳じゃないんだね。気にしてるから平常通りなんだね。でも、私にはまだ難しいかな?」


 少しは楽になったけど、平常通りは難しい。

 それに、明日は決戦なんだから……。


「ミルクティー、作っていますね……」


 シロも飲み物を作りに部屋を出ていった。


「うん、とりあえず飲んで寝よう!! 明日が無事に終われば、楽になるはずだし」


 そう、明日が無事に終われば、カラドリスを救える。

 そしたら、高難易度の世界もクリアだ。

 次は楽出来る世界にしてもらって、ゆっくり異世界攻略させれば、のんびり出来る。

 まぁ、それも明日次第。

 私は決意をあらたにした。

お読み頂き、ありがとうございます。


この作品を『おもしろかった!』、『続きが気になる!』と思ってくださった方はブックマーク登録や↓の『☆☆☆☆☆』を『★★★★★』にして頂けたら嬉しいです。



よろしくお願いします!

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