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第41話 騎士団長ハルカ1

本日更新分です。


宜しくお願い致します。


夢は大きく書籍化です。


感想や評価頂けたら励みになりますので宜しくお願い致します。

「ふぁ〜、良く寝た〜」


 どれくらい眠ってたのだろうか?

 まだ眠い感じはするけど、起きて高木さん達の様子を見ないと?


「ん?」


 なんか布団が盛り上がっているような?

 まさか……。


 私は布団を勢いよく剥いでみた。


「ムニャムニャ」


 布団の中にはナナさんがいた。


「こっ、この人はぁ〜!!」


 身の危険とか関係なしに怒りが込み上げてきた。


「私の布団に入るの禁止〜」


 そう言って、ナナさんを部屋から追い出した。


「はぁはぁ、……寝起きから力を使わせないでよ……」


 カチャ


 扉が開いた。


「まだ来るか〜!!」

 

 鬼の形相で扉の方を向いた。


「……なんですか? ノゾミ様は変顔の練習でもされているのですか?」


 入ってきたのはシロだった。


「……はっ、はは。なんでもないです」


 いきなりなので、混乱している。


「まぁ、ナナ様の事でしょうが今は別件

です」


 お見通しだったか。

 まぁ、ナナさんとはすれ違っているだろうから分かるか。


「でっ、なんの件なの?」


「はい。ノゾミ様がお休みの間、何故かミリン様がやる気になられ、占いの女性が判明致しました」


 えっ?

 ミリンがやる気に?

 あの自堕落な駄女神が?

 元気君に知的だのなんだの言われたから天狗になってるのかな?

 まぁ、やる気になっているのならありがたい事だけど。


「あのミリンがねぇ〜、でっ、誰だったの?」


「はい、あの女性は王国の騎士団長ハルカと言うものでした」


「騎士団長か〜、だいたいの漫画やラノベからすると堅物なイメージがあるな〜。それに、救う世界の人はあまり強くないんでしょ? それなのにその女性が鍵ってなんでだろう?」


 私はふと疑問に思った。


「はい。通常はそうなのですが、あの騎士団長ハルカと言う者は例外なようです」


「例外?」


「幼い頃から莫大な魔力と力を持っていたようです。もしかすると、生まれ変わりかも知れません」


 また知らない言葉が出てきた。


「生まれ変わりって?」


「女神様が死んだ方を世界に送る事が転生者と言いますが、転生者になる予定な者が死んで、女神様の加護を受けずに、そのまま異世界の住人として産まれるケースがあるのです」


 えっと、つまり直接転生したって事だな。

 

「そんなケースがあるんだ」


「確率は低いですがあります。しかし、能力を持たないので、単純に戦闘力が高いだけなはずなのですけど」


 戦闘力が高いのはありがたい。

 高木さんとタッグで戦ってもらえたら魔王を倒せる可能性は高まる。

 

「なるほど。それで、高木さん達はその人に会いに行っているの?」


「はい。もうすぐお会いになるかと……」


 それは急がないと。

 ミリンに任せたままだとどうなるか分からない。

 私は急いで鏡の間に向かった。

お読み頂き、ありがとうございます。


この作品を『おもしろかった!』、『続きが気になる!』と思ってくださった方はブックマーク登録や↓の『☆☆☆☆☆』を『★★★★★』にして頂けたら嬉しいです。



よろしくお願いします!

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