第35話 難航
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高木さんとの話しの後数日が過ぎた。
この間にも高木さんと連絡を取っていたが、新しい転生者の行方はまだ分かっていない。
「どうしたら良いんだろう? ミリン、ナナさん、なにか良い案ない?」
三人でリビングに集まっていたので聞いてみた。
まぁ、集まっていると言ってもミリンはお菓子食べながらテレビ見てるだけだし、ナナさんはやたらと私達にスキンシップを求めてくるだけなのだけど……。
「んっ? なるよう……になる……でしょ?」
食べながら話してるから聞き取りにくい。
「食べながら話さない!!」
注意しても食べ続けている。
この駄女神が!!
まぁ、いつもの光景になっているので、もうなんとも思わなくなってきたけど。
「ナナさんは?」
「ん〜、私とぉ〜、ベッドに行ったらぁ〜、思いつくかもぉ〜」
「あっ、じゃあ良いです」
本当に思いついたとしても、身の危険の方が大きそうなので却下で。
「シロ、なにかない?」
困った時のお世話妖精。
「エリア様に聞いてみますか?」
「それが良いかも、ミリン、ナナさん、行く?」
返事は分かってるけど聞いてみた。
「わっ、私はお菓子食べる忙しいから辞めとくわ」
ミリンはエリア様が苦手らしく来るわけない。
「私はぁ〜、そんなミリンちゃんを見てるわぁ〜」
ナナさんもエリア様は苦手としているから、そんな所だろうと思っていた。
「なら、行ってくるね。留守番宜しく」
私とシロはエリアのいる、女神管理組合まで向かった。
「なにか分かると良いんだけど」
「どうでしょう? 他の女神の方も放棄しているくらいですからね。手がかりくらいはあるでしょうけど……」
暫く車を走らせ、女神管理組合までやってきた。
受付で話しをして、エリア様の部屋に向かった。
「よく来ましたね、女神ノゾミとお世話妖精のシロ」
「はい、ご無沙汰しております」
「ここに来た理由はだいたい分かります。他の転生者の事ですね?」
流石はエリア様、お見通しだった。
「はい。他の転生者の事が少しでも分かれば助かります」
「……すみません。私にも分からないのです。前任の女神達もあの世界を担当した後はなにも話してはくれませんでしたし……」
そんなに酷い目にあったのだろうか?
「……そうですか……」
ここに来れば何か分かると思ったのだけど、当てが外れてしまった。
「そうですね、私は分かりませんが、ここに行かれると良いかも知れません」
「何処ですか?」
「少し変わり者の女神なのですが、占いが得意な者です。彼女が占えば100%当たると言われています」
そんな凄い女神がいるのか。
「今は少しでも、情報が欲しいので紹介してください」
「分かりました。ですが気をつけてくださいね」
言い方が凄く気になるが、私達は占いが得意な女神の元に向かうのだった。
(占いかぁ〜、恋愛運とかも占ってもらお)
男がいない女神神界だけど、気になる年頃だし、占いくらい良いだろうと思いながら向っているのは、シロに内緒だ。
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