第193話 VS巨大クマ1
暫く更新出来ていなくて申し訳ございません。
体調がまだ悪い為、暫く不定期更新していきます。
また毎日連載に戻せるように治していきます。
相手が獣なんだから、火の魔法が有効だと思うけど……。
私はミリンの方を少し見た。
しかし、気を失っているようだ。
火の魔法の使い手はミリンのみ。
つまり、有効の魔法使いはいないと言う事だ。
(なんでこの肝心な時に気絶してるのよ!!)
「私の責任です。ミリン様の分まで私が頑張ります」
シロは自分が投げ飛ばした事に責任を感じているようだ。
「シロは悪くないよ。だから、皆でミリンの分も戦おう」
「ノゾミ様……」
「そうですよ!! ミリン様の分も私達が頑張りましょう」
紀子さんも同じ事を思っていたようだ。
「分かりました。では、全力で巨大クマ退治と行きましょう!!」
私達は巨大クマに向き合った。
しかし、待っていてくれるとは律儀なクマだ。
「ぐぁお〜!!」
こっちの準備が出来たのを確認したのか、いきなり叫びだした。
賢いクマのようだ。
「シロ、魔法で補助して!!」
「分かりました!! 全員に魔力と力を!! マジックパワー!!」
赤い光が私達を包み込んだ。
「力が……、魔力が溢れる!!」
いつの間にここまでの力をつけたのやら。
びっくりだ。
「これなら……、身体強化&超衝撃拳!!」
レモンがいきなり必殺技を繰り出した。
ズガァーン
「よし!!」
いきなり、最強クラスの技が命中した。
これで後は畳み掛けるだけだろ……って!!
「ぐぁおぉぉぉ!!」
あれを食らってピンピンしてる。
とんでもないタフネスのクマらしい。
「これはちょっとヤバい相手かも……」
ミリンは気絶、紀子さんは剣がないから罠を発動出来ない。
つまり、私、シロ、レモン、ナナさん、アンリちゃんしかいないと言う事だ。
なにか作戦を考えないと。
「ぐぁぉ!!」
考えているうちにクマが突進してきた。
「ヤバ!! 避けて!!」
私はすぐに横に飛んだ。
「きゃぁ〜!!」
ナナさんが回避が遅れたみたいで、クマの突進をもろに食らって壁に激突した。
そして、ナナさんも気絶してしまった。
これで、ミリンとナナさんは戦闘不能になってしまった。
強力な魔法を使える2人なのでかなり痛手だ。
「私は攻撃魔法は使えないし……、どうしたら……」
こうなったら、無茶かもしれないけど、最終手段しかないかな?
レモンに無理してもらうことになるけどね……。
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