第190話 温泉ダンジョン攻略開始
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昨日は良い温泉だったのに、今は恐怖の温泉に見える。
「って、この先から謎の叫び声が聴こえたんだよね?」
「そう聞いてます。それとダンジョン攻略に当たり、女神の力をダンジョン内のみ使用可能にすると言われてますので、心配なさらないように」
そうか、まだ女神等級が低い人の集まりだから、普段は力を使えないんだった。
しかし、ここにダンジョンがあったなんて。
女神神界のダンジョンは図書館だけじゃなかったんだ。
あそこには女神図鑑があったけど、ここには何があるのか少し興味がある。
声の主は少し怖いけど……。
「ぎゃぉぉぉぉぉん!!」
奥から凄い叫び声が聴こえた。
この声か。
「……明らかに女神の声じゃないわね……」
確かに。
どっちかと言うと、怪物の叫び声だ。
「まぁ、とにかく行きましょう」
「そうよ。女神神界のピンチかも知れないのよ。早く解決しないと」
「そうよぉ〜、行きましょ〜」
怪しい。
あの手紙見てからなのか、態度が絶対におかしい。
いつもの三人なら、世界を救ったばかりなんだから行かないとか、今はご褒美休暇中とか、面倒くさいとか、女の子がいないなら行かないとか言うのに……。
「ねぇ、さっきの手紙見せてくれない?」
「手紙? そんな事より先に進むのが重要なのよ!! さぁ、この全知全能の女神ミリン様に続きなさい」
そう言ってミリン達はダンジョンに進んでいった。
なんか、はぐらかされてるんだけど……。
余計に手紙の内容が気になる。
でも、今は進むしかないか。
「ちょっ、待ってよ!!」
ダンジョンの中は天然の洞窟みたいな構造をしている。
ただ、洞窟の中だと言うのに、明るい。
洞窟の所々にある苔みたいな物が光っているおかげみたいだ。
「灯りがあるのは助かるね」
「あっ、所で則子さんとアンリちゃんの女神の力って?」
ミリン、ナナさん、レモン、シロ、私はエリア様から説明されてるから分かってるけど、則子さんとアンリちゃんの力が分からない。
「あっ、それは……えい!!」
則子さんの近くに穴が空いた。
「えっ? まさか……」
「はい、ノゾミ様に頂いた力が私の女神としての力みたいです」
あの剣聖なのに、罠師みたいな力なのか。
と言う事はアンリちゃんは……。
「私も元の世界と同じ力です」
これは則子さん無双になる気がしてならない。
なんか私の出番ないかも。
ダンジョンで活躍したいのに……。
「チュウ……」
「皆様、気をつけて下さい!! 敵です!!」
気がつくと、大量のネズミみたいな奴が前方にいたのだった。
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