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第19話 3人の共同生活は危険がいっぱい(前編)

本日更新分です。

「えっと、部屋ならいっぱいあるのでわざわざ同じ部屋じゃなくても〜」


 正直同じ部屋は嫌だ。


「え〜、夜にぃ〜、あ〜んな事やぁ〜、こ〜んなぁ事ぉ〜するでしょ〜」


「し!! ま!! せ!! ん!!」


 恐ろしい人物が来てしまった。

 こんなガチレズの人だったなんて……。


「はぁ、はぁ、はぁ、もう我慢出来ない……、ノゾミちゃ〜ん」


 いきなり我を忘れてた飛びかかってきた。


「きゃ〜!!」


 私の叫び声が部屋中に響き渡っている。


「失礼します」


 ドサ


 女神ナナがいきなり落下し、床に激突して動かなくなった。


「何々?」


 何が起こったんだ?


「ご安心ください、私が少し眠らせました」


 どうやらシロが助けてくれたみたいだ。


「あっ、ありがとう〜シロ〜!! でもどうやって?」


 魔法でも使ったのかな?


「首元に飛び、首に思いっきり衝撃を与え、気絶させました」


 思いっきり物理攻撃だった。


「そっ、そうなんだ」


 シロを怒らせたら大変だ。

 その事を深く心に言い聞かせた。


「さて、私はナナ様をお部屋にお運びしますので、ノゾミ様はご自由に……。転生者の皆様が集まるのは明後日、それまでは自由ですので」


 そうか、明後日なんだから、それまでは何してても良いのか……。

 って、やる事はある。

 ナナさん対策だ!! 

 目覚める前にミリンと協力してでも、対策をたてないと、いつか2人とも、あの獣に襲われる。


「ひぃ〜、ふぅ〜、ははは……」


 ミリンがいる部屋の近くまでくると、大笑いしているミリンの声が聞こえてきた。


「なにがそんなに面白いんだろう? ちょっとミリン話しがあるんだけど……」


 私は部屋に入った。

 

 入った瞬間に目に入った光景は、ソファーで横たわりながらお菓子を食べ、テレビを見ながら爆笑しているミリンの姿だった。


「あら、ノゾミじゃない。なにか用? 」


 ポリポリ


「食べながら話さない」


「良いじゃないの、でっ、話って? 」


 まぁそれどころじゃないし、気にしない事にした。


「女神ナナさんの件よ、あの人ヤバいレズビアンよ」


「レズビアン?」


 ミリンは首をかしげた。

 

「レズビアンってのは、女の子同士でイチャイチャしまくる人の事よ」


 簡単だけど説明した?


「それがどうしたのよ? それくらいしてるじゃない」


「ミリンは理解していないよ……、レズビアンってのはもっと恐ろしい存在なの」


 私は細かく説明した。


「ちょっと、ヤバいじゃない!! 私なんて一番可愛いから見の危険よ!!」


 気になる言葉も出たがとりあえず話が進みそうで良かった。


「おっはよぉ〜、お〜2人ともいるねぇ〜」

 

 ジュルリ


 また口からヨダレが垂れてる。


「もう、起きてきた〜」


「ノゾミ、なんとかしなさいよ!!」

 

「なんとかって、なんとも出来ないわよ!!」

 

 そんな事を言っている間も、ナナさんは近付いてくる。


「あの、冷静に話し合いましょう」


「そっ、そうよ、話し合いよ」


 とりあえず落ち着かせないと。


「問答無用よぉ〜」


 ナナさんは急に走り出した。

 目標はミリンみたいだ。


「捕まえたぁ〜」

 

 ミリンはあっさり捕まってしまった。


「さぁ〜、良い事しましょ〜」


「いや〜」


 ナナさんはミリンを抱きしめて、頭を撫で始めた。


「よぉ〜し、よぉ〜し、怖くないよぉ〜」


「あっ、あれ? 」


(思ってたのと違う……。あっ、いや、別に変な事を思っていたわけじゃないど……。って、誰に言い訳してるんだ私は……)


「ノゾミちゃんもおいでぇ〜」


 ハグされて頭撫でられるくらいなら、まだ良いか……。

 でも、部屋だけは別にしてもらうけど。

 私もハグされて頭を撫でて貰った。


(あれ、なんか眠く……なって……きた……)


「よぉ〜し、よぉ〜し、ねんねだよぉ〜」


 私もミリンも眠気に逆らえない。

 しかも、ナナさんの顔はすっごいニヤけてる。


 このまま眠るのは危険な気がする……。


(でも……眠い……)


 私達は眠ってしまった。




 


お読み頂き、ありがとうございます。


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よろしくお願いします!

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