第185話 ナナさんとのお風呂1
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私達だけが使えるお風呂はホテルの地下にあるらしい。
立ち入り禁止の立て札がある先の階段を降りて、さらに進んだ先に目的地の温泉があった。
しかも、何処かの立派な神社みないな感じで祀ってある感じになっている。
「なんか神々しい……」
「ここでぇ〜、毎日皆でお風呂ねぇ〜!!」
「えっ!!」
毎日と聞いて思わず声が出てしまった。
「どおしたのぉ〜?」
どうしたもこうしたもない。
一ヶ月毎日身の危険を感じるなんて……。
「まぁまぁ、せっかくのお風呂なんですから、行きましょ」
則子さんが間に入ってくれた。
「では、ごゆっくりお楽しみください」
そう言って、案内人は帰っていった。
「早く早く〜」
アンリちゃんがはしゃいでいる。
あの純粋無垢なアンリちゃんだけは守らないと。
あのナナさんと言う野獣から……。
アンリちゃんを追いかける形で、脱衣場に入った。
中も凄い。
完全に有名神社の内装って感じの中だ。
神社は女神のイメージないけど、良いのかな?
あっ、でも、七福神の一人が女の人だったっけ?
まぁ、細かい事は良いか。
私の中でお風呂の期待値が膨れ上がってきた。
ここまで凄いとお風呂も凄いだろうと言う期待だ。
「早くぅ〜、行くわよぉ〜!!」
ナナさんがもう服を脱いでいる。
「ナナさん!! 女同士でもタオルで隠してください!!」
最低限の節度を持たせないと。
「えぇ〜、タオルなんてダメよぉ〜!! 皆もぉ〜、ダメよぉ〜」
いやいや、ダメじゃない。
「えっと、その、あの……、あっ、アンリちゃんの教育に良くないのよ!!」
苦しい言い訳か?
でも、実際には言ってる事は合ってるはず。
「ん〜、そうねぇ〜、アンリちゃんはぁ〜、まだ若いからねぇ〜」
そう言って、渋々タオルを巻いてくれた。
まだお風呂にも入ってないのに、なんでこんなに疲れるんだろう?
お風呂で疲れが取れる効果もあるらしいので、それに期待しよう。
ナナさんは私達が脱ぐのが遅いからなのか、先にお風呂に行ってしまった。
(出来れば、このまま帰りたい……)
そんな気持ちとお風呂に入りたい気持ちが半々で複雑な気分だ。
私達は服を脱ぎ、しっかり籠に入れて鍵をかけお風呂に向かった。
鍵をかけないと、ナナさんが先に出た時が怖いからだ。
なにするか分からないですからね。
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