第173話 最終決戦ペルセポネー4
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何かが割れる音は確かに聴こえた。
「どうなったの?」
煙が晴れるまで待つのがもどかしい。
でも、三人の悲鳴は聴こえないから倒されてはいないはず。
煙は少しづつ晴れていき、床を見てみると、割れた神の石の欠片が転がっていた。
成功したようだ。
「くっ、やりやがったな!! てめぇら雑魚女神共!! 皆殺しだぁ!!」
さっきまでのペルセポネーではない。
明らかに怒っている。
ここからが本当の戦いだ。
「バリアは溶けた!! 後は全力で任せてた!!」
指示はここまで。
後は三人に任せて見守るだけだ。
(頑張って、ミリン、ナナさん、レモン)
「巻きおこれ!! 火柱!!」
火の柱がペルセポネーの周りに四本現れた。
「これしきの魔法等!!」
ペルセポネーは持っている鎌で火柱の斬り裂いた。
「まだよぉ〜!! 巻きおこれぇ〜!! 水柱ぁ〜」
ミリンの魔法に重ねるように魔法を放ったナナさん。
重なった瞬間に爆発を起こした。
魔法の威力が弱かったせいだろうか、威力はあまりないようだ。
「ケホケホ……、こうなったら!! うぉぉぉ〜、ぐはぁ!!」
ペルセポネーは何かしようとしていたが、当然ダメージを受けたように中断した。
「やらせない!!」
レモンが衝撃拳を放ち阻止したようだ。
「どいつもこいつも、イライラさせやがって!! これでどうだ!!」
ペルセポネーは黒い塊を手のひらから発射しまくっている。
当たった場所は爆発し、穴になっている。
一発の威力はそんなにないみたいだけど、連続で当たればヤバそうだ。
「それならぁ〜!!」
ナナさんは弓矢を連射し、黒い塊を空中で爆発させていった。
「ちっ!! ならば!! この城ごと吹き飛ばしてくれる!!」
ペルセポネーは自分を包む形で巨大黒い塊を発生させた。
「これはヤバいわね!! 魔力ギリギリだけど、超衝撃拳!!」
放たれた超衝撃拳は黒い塊に吸収されるように消えてしまった。
「うそでしょ!!」
さらに巨大になった黒い塊。
「これで最後だ!! くたばれ雑魚女神共!! ダークバースト!!」
黒い塊の中からペルセポネーの声が聴こえた瞬間に、眩しい光と共に大爆発が起こった。
「皆〜!!」
とんでもない威力の爆発だったと思う。
則子さん、アンリちゃん、シロ、エリア様も絶望的って顔で見ている。
私も、あの大爆発だと、三人は……。
煙が晴れた。
そこには、ボロボロになった城だった場所が映し出された。
天井はなくなり、空が見える。
これだけ凄いと皆はやっぱり……。
「見てください!!」
則子さんの声で良く見てみると、ボロボロになっているペルセポネーが映っている。
どうやら、さっきの技はペルセポネーにもダメージがある、自爆技だったようだ。
でも、皆はもう……。
そう思った時、地面が光出したのを私は見逃さなかった。
「まさか!!」
地面が盛り上がり出てきたのは、バリアで守られて難を逃れたミリン達だった。
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