第172話 最終決戦ペルセポネー3
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後一回の合体魔法。
同じ手段で放ってもさっきみたいにかわされるだけだ。
「もう面倒くさい!!」
ミリンが痺れを切らして我儘の剣を持って突撃した。
剣を振り回しまくっているが、バリアに阻まれて当たっていない。
ナナさんも援護射撃をしているが、それも当然のごとく阻まれている。
やはり、バリアを通り抜けるのは衝撃とかのみみたいだ。
「爆薬をニュムペーに使わなければ良かった……」
あれだけの爆薬があれば、時間差攻撃で足止めして、合体魔法を食らわせられた。
その後の衝撃拳も当てやすかっただろう。
でも、今はそれが出来ない。
「女神ノゾミ、まずは相手の動きを制限するのですよ」
動きを制限?
「確かにそうですね!! ノゾミ様、ここは広いと言っても部屋の中です」
部屋の中?
そうか、いくら広いって言っても部屋の中だったんだ。
それなら……。
「レモン、威力の低い衝撃拳を連打して!! 超衝撃を何回か使えるくらいには魔力を残して!! ミリンとナナさんはそのまま攻撃して、ペルセポネーの動きを牽制していて!!」
これで運良くレモンの衝撃拳が当たってくれたら嬉しいんだけど……。
「ん? よく分からないけど、分かった!!」
ミリンとナナさんはそのまま攻撃を続けた。
レモンも衝撃拳を放ちまくっている。
放った衝撃拳は壁に当たりまくっり、その壁は崩れてきている。
「何をしている!!」
だんだんペルセポネーがイライラしてきているようだ。
「まだまだ行くわよ!!」
ミリンとナナさんは、ペルセポネーが防戦一方になるくらいの怒涛の攻撃を仕掛けている。
「うっ!!」
ペルセポネーの後ろは崩れた瓦礫で足場が悪くなっている。
これで逃げ道は上しかなくなった。
「今よ!! ペルセポネーに合体魔法を!!」
「ふっ、来るか!! 馬鹿め!! また避けるだけだぞ!!」
確かにさっきと同じならかわされるだけだけど……。
「神聖なる炎よ、蒼き炎と成りて、女神の裁きを与えよ」
「神聖なる水よぉ〜、清き聖なる水になりてぇ〜、女神の裁きを与えよぉ〜」
詠唱が終わった。
後は……。
「今度は直接ペルセポネーを狙って!!」
私は指示を出した。
「ブルーフレアバースト!!」
「ホーリーウォーターバーストぉ〜!!」
二つの魔法は重なり、また大爆発を起こした。
さっきと同じで前が見えないくらいの爆煙だ。
「レモン!!」
「分かってるって!! そこよ!! 身体超強化!! 超衝撃波!!」
なにそれ?
そんな技しらないんだけど。
さっきまでの衝撃拳と違い、超衝撃波は爆煙を斬り裂くようにして前に超スピードで進んでいるのが分かる。
ドゴォ!!
「かはぁ」
……………パリ〜ン!!
何かが、割れる音がした。
そして、少しして見えるようになってきた……。
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