第170話 最終決戦ペルセポネー1
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黒いフードの剣士に魔王を連れ去られてしまったが、諸悪の根源であるペルセポネーは残っている。
「さて、人質って言って良いのか分からないけど、あんたしかいなくなったわね!! 覚悟なさい!! 全てが完璧な美の女神、ミリン様が粉々に粉砕してあげるから!!」
美の女神ねぇ〜。
「あんたはこの天才美少女占い女神レモン様が成敗してくれるわ」
こっちは天才美少女占い女神ですか。
確かに占いだけは凄いけど……。
「そうねぇ〜、さっきの子とも仲良くしたかったけどぉ〜、あなたを倒してノゾミちゃん達と仲良くするわぁ〜」
いや、それは辞めて!!
身の危険しか感じないから。
「ふっ、なにを言っているのかな? その武器の性能に頼っている雑魚女神が!! お前達の武器はニュムペーと戦っている時に見させて貰ったわ!!」
見させて貰った?
つまり手の内がバレてるって事?
それは不味いんじゃ……。
「それでもぉ〜、かわせないわよぉ〜」
ナナさんが先手必勝で矢を放った。
しかもただの矢じゃない。
器用にも水の力を纏った矢だ。
「甘いわ!!」
ペルセポネーの周りにバリアみたいなのが貼られた。
そして、それに水の矢は弾かれてしまった。
「なら、これならどう? 神聖なる炎よ、蒼き炎と成りて、女神の裁きを与えよ、ブルーフレアバースト!!」
おお、ニュムペーを倒したミリンの必殺魔法。
これなら……。
しかし、魔法はペルセポネーのバリアに当たると吸収されるように吸い込まれてしまった。
「なっ……」
魔法が効かない?
「なによそれは?」
「良いだろう、教えてやる。これを見ろ!!」
ペルセポネーは一つの石を取り出した。
「それがなんなのよ!!」
「これは、神の石の欠片だ!! これには魔法を吸い込むバリアを貼る機能があるのだ!! つまりお前達の攻撃は全て無駄なのだよ!! あ〜はっは!!」
酷い顔で大笑いしている。
「それなら、その石を壊すだけよ!! 身体強化!!」
レモンが飛び出した。
でも、レモンの言う通り、石を破壊しないと勝ち目はない。
「特大衝撃拳!!」
そうか。
バリアで攻撃が弾かれても、衝撃だけなら伝わるかも。
それで石を破壊出来れば!!
「おお、良い作戦だ!! しかし……」
ペルセポネーは飛んで衝撃拳をかわした。
だが、レモンの作戦は効果があると、ペルセポネー自身が証明してくれたのだ。
これなら、作戦次第で戦える。
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