第167話 再戦のニュムペー2
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胡椒入り爆弾でくしゃみしまくりのニュムペー。
「今のうちにニュムペーを」
「分かってるわよ!! 炎よ弾けろ」
「水よ荒ぶれぇ〜!!」
炎と水の同時攻撃。
ただ、今回は合体魔法ではないみたい。
ニュムペーは水の魔法の方に自ら飛び込んだ。
一体どう言う事だ?
炎で焼かれるよりマシって事かな?
炎の魔法は水の魔法に当たり二つの魔法は相殺された。
威力が弱かったせいで爆発まで起こっていない。
「よくもやってくれたましたね!! だが、愚かにも水魔法を出してくれたので助かりました!! 顔を洗ってすっきりです」
そう言う事だったのか。
だから、自分から飛び込んだのか。
「さて、部下を全滅させられた恨みと、前回の恨みを込めて行きますよ!!」
ニュムペーは何処からか剣を持ち出した。
「ニュムペーが剣? 皆気をつけて!!」
「ここは私が……身体強化!!」
レモンが大盾を置いて、単身ニュムペーに向かって行った。
しかし、ニュムペーの剣を避けるのがやっとのようだ。
レモンは一旦後ろに下がり、大盾を取った。
防御を固めると言う事か。
とりあえず、様子をみよう。
「さて、そろそろスピードアップですよ!!」
ニュムペーは更にスピードを上げた。
「二人は私の後ろに」
レモンはミリンとナナさんを自分の後ろに待機させた。
流石にニュムペーのスピードにはついていけそうもないからだろう。
ニュムペーは三人を追い詰めるように徐々に斬り裂いてきた。
身体に切り傷が多数出来ている。
「女神ノゾミ、今ですよ」
「はい、ヒール!!」
私の回復魔法で三人の傷が癒えた。
「なに!! くっ、戦いを見てる雑魚女神の仕業か!!」
ニュムペーの動きが止まった。
私のヒールに驚いたからだろう。
「ミリン様、ナナ様!!」
則子さんの合図でナナさんが弓矢を放った。
そして、その矢がニュムペーに刺さった瞬間を狙ってミリンが斬りつけた。
だか、ニュムペーは身体をのけぞり、ダメージを最小限に抑えたようだ。
「よくもやりましたね!! ダークエリア!!」
ニュムペーが魔法を!!
今まで魔法を使ってなかったので驚いた。
ニュムペーから黒い霧のような物が現れ、どんどん辺りを暗くしている。
すぐにその霧で辺りが見えなくなってしまった。
「くっくっくっ、これでお前達には見えないだろ? でもこっちには丸見えなのだよ!!」
見えなくても声は聴こえる。
どうやら、ニュムペーには見えているようだ。
これはかなりピンチなのでは?
「ナナ様、弓矢を乱射してください!!」
そうか、ナナさんの弓は勝手に相手に当たる効果があった。
見えなくても攻撃は可能なのだった。
弓矢を放つ音が聴こえる。
「きゃっ!!」
「痛」
「なにぃ〜?」
ニュムペーの声ではなく、三人の悲鳴が聴こえる。
いったい何が起こっているのだ?
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