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第160話 砂漠ワーム3

本日更新分です。


宜しくお願い致します。


漫画が大好きなので、夢は大きく書籍化です。


感想や評価頂けたら励みになりますので宜しくお願い致します。

 レモンが掘り起こしたのは、やはり宝箱だった。

 

「きしゃぁぁぁ」


 その直後、お菓子を食べ終えた砂漠ワーム達が一斉にレモンに襲いかかろうとしていた。


「レモン、急いで宝箱を開けて!!」


 武器が入っている事を祈るしかない。

 レモンが宝箱を開けた。

 

「しゃぁぁぁぁ」


 砂漠ワームのスピードが早い。

 そのまま、レモンに体当たりをされてしまった。


「ああ……レモンが……」


「いえ、見てください!!」


 大鏡に映っていたのは、新しい大盾を構え、砂漠ワーム三匹の攻撃に耐えているレモンの姿だった。

 レモンの周りにバリアみたいな物が発生していて、それで身を守っているようだ。

 これが堕落の盾なのだろうか。


「力が湧き上がってきた!! これなら!!」


 どうやら、盾の効果で魔法が使えるようになったようだ。

 レモンの言葉から察するに、以前よりも力が上がっているみたいだけど。

 レモンは、そのまま大盾を持ってジャンプした。

 そして、砂漠ワーム一匹に上空から大盾で押しつぶした。

 さっきまでダメージがあまりなかったが、この攻撃は効いているらしく、砂漠ワームは瀕死状態みたいだ。


「衝撃拳!!」


 レモンは追撃の魔法を放った。

 レモンの魔法は強化だ。

 その強化された身体で拳を使えば、衝撃のみで敵を倒せる。

 しかし、まだ砂漠ワームは残り二匹もいる。

 一匹が倒されたのを見て、砂漠に隠れてしまった。

 見かけによらず知能があるようだ。


 しかし、出てきたタイミングで攻撃を仕掛ければ良いだけだ。

 

 ゴゴゴゴゴ!!

 

 砂漠ワームが出てくる音が聞こえる。


「何処だ? 何処から来る?」


 レモンの様子を見て、サポートをしないといけない。

 一瞬たりとも見逃せない状況だ。


「はっ!! レモン様、二人を!!」


 砂漠ワームの出現場所は、動けないミリンとナナさんの場所だった。

 そのまま上空に放り出される二人。

 急いで駆け寄るレモンだが、間に合わない。

 

「身体超強化!! からの……特大大盾衝撃拳!!」


 レモンは大盾を構えたまま、砂漠ワームに突っ込んだ。

 ナナさんを食べようとしていた、砂漠ワームにそのまま突撃し、砂漠ワームを引きちぎった。

 そして、態勢をかえ、ミリンの方の砂漠ワームに突撃した。

 

 パク


 しかし間に合わずミリンが食べれてしまった。

 その直後後に砂漠ワームの身体がちぎれた。

 

(やった!! でもミリンが……)


 次の瞬間、砂漠ワームのちぎれた頭の部分からミリンが落ちてきた。

 どうやら、飲み込まれただけだったらしく、引きちぎられた場所から出てこられたようだ。

 でも、そのまま地面に激突したけど……。

 もちろん、ナナさんも。

 まぁ、助ける余裕なんてないからそうなるよね……。

 だけど、なんとか砂漠ワーム三体を倒せたようだ。


「流石レモン!! お疲れ様」


 私は声をかけたが、返事がなかった。

 そして、レモンはそのまま倒れ込んでしまった……。 

お読み頂き、ありがとうございます。


「女神ノゾミにも冒険をさせてあげてください」と思ってくださった方はブックマーク登録や↓の『☆☆☆☆☆』を『★★★★★』にして頂けたら嬉しいです。



宜しくお願い致します。

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