表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

157/199

第155話 招かれざる客

本日更新分です。


宜しくお願い致します。


漫画が大好きなので、夢は大きく書籍化です。


感想や評価頂けたら励みになりますので宜しくお願い致します。

「起きて!! 早く起きて!!」


 大声で叫ぶもミリン達は目覚めない。


「くっくっく、目覚めやしない。お前等、雑魚女神がいくら声をかけてもな!!」


 扉の奥から聞いた事がある声が聞こえる。

 その声の主は、ゆっくりと姿を現した。

 そいつは忘れる事なんて出来ない。

 私が一番倒したい相手だ!!

 

「ペルセポネー!!」


 こいつのせいで私の異世界ライフが!!


「なんで貴方がここにいるんですか?」


 冷静に聞いている則子さん。

 流石だ。


「なんでだと? こいつらを始末しに来たに決まってんだろ!! ニュムペーの奴から、この付近で貴様らを見たと聞いたからな、念の為、この付近に更に手配書を回したんだが、上手く引っかかってくれたものだ」


 やはり手配書回ってたんだ。

 それなのに、気が付かないで、相手の掌で踊らされちゃったのか……。


「あ〜もう、とにかく起きて!! ミリン!! ナナさん、レモン!!」


 ダメだ!!

 薬でも盛られたのかな?

 まったく起きる気配がない。


「皆様、申し訳ございません。 ミリン様、高級ケーキ食べ放題!! ナナ様、ノゾミ様、ノリコ様、アンリ様を好きに仕放題!! レモン様、高級リゾートで贅沢自堕落ら犬満喫を進呈します!!」


「ちょっ、シロ!!」


 そんな約束を勝手に……。

 って、そんなので起きるはずが……。


「無駄ですよ!! そんな事では起きるはずがないでしょ!! これだから低能な女神は……って!! ええ〜!!」


「高級ケーキ?」


「好きに仕放題ぃ〜」


「高級リゾート自堕落」


 はい、そんなので起きました。

 この三人は単純すぎる。


「皆、目覚めたばかりだけど、敵襲よ!!」


「あっ、お前は……誰だっけ?」


 おいおい、マジか……。

 今の最大の敵だぞ。


「こいつはあれよ、ヘルセボネーよ!!」


 なんだその地獄の背骨は……。


「違うわよぉ〜、ボルシチよぉ〜」


 何その美味しい名前は!!

 ってか、この三人の頭の中が見たい。


(あっ、ペルセポネーがイライラしてる)


「ペルセポネー様だ!! この雑魚女神共が!!」


「「「そうだった!!」」」


 緊張感抜群の展開なのに、緊張感無さすぎるよ。


「ええい!! もう良い!! さぁ、お前達の処刑台に行こうか!!」


 処刑台……。

 まだ最後の武器を手に入れてない状態で、こいつと戦えっていうの?

 あっ、でもそれでニュムペーは撃退出来たんだっけ?

 ならなんとかなるかな?


「とりあえず、戦うにしても逃げるにしても一度外に」


 外に出るペルセポネーと三人。


「安心しろ!! 雑魚女神共、ここではまだ殺さん!! 我が居城でゆっくりと始末してくれる、連行しろ!!」


 これはチャンスだ。

 ここでなにか虚をつける事が出来れば。


「寝たから魔法が使えるのよ!! ナナさん、あれやってみましょ!!」


「分かったわぁ〜!!」


 えっ?

 あれってなに?


「炎よ!! 特大な炎よ!!」


「水よ!! 特大の水よ!!」


 特大な炎の塊と水の塊が出現した。


「なっ、何をしようというのだ!!」


「「弾けて混ざれ!! 大爆発ぅ〜!!」」


 炎と水塊は混ざり、大爆発を引き起こした。

 水蒸気爆発ってやつみたいだ。


 大爆発を起こし、辺り一面煙でなにも見えない。

 これ、なにがどうなんったんだか……。

 煙が晴れるまで待つしかないか……。

お読み頂き、ありがとうございます。


「女神ノゾミにも冒険をさせてあげてください」と思ってくださった方はブックマーク登録や↓の『☆☆☆☆☆』を『★★★★★』にして頂けたら嬉しいです。



宜しくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ