第154話 村での夜
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お風呂を頂いて、食事まで用意してもらった三人は、至れり尽くせりの状態を満喫している。
(これなら朝まで大丈夫そうだね)
「ひっ、久しぶりのベット……、いやった〜」
ミリンはベットにダイブするように飛び込んだ。
「ゆっくり寝るべ、おやすみ」
そう言って、お婆さんは部屋を後にした。
「良い人達で良かった〜」
「だね。今日はゆっくり寝よ〜。てか眠いし」
「そうねぇ〜、寝ましょ〜」
三人共、ベットでうとうとしてる。
「あの〜、レモン様の占いをしてみても良いのでは………、ってもう寝てますね」
余程疲れていたのだろう。
もう寝てしまった。
「まぁ、無理もないか……。レモンの占いで安全確認しときたかったけど、村の人は良い人みたいだし、安全だよ……きっと……」
「ノゾミ様……それは……」
「えっ? なにシロ?」
「いえ、別に……」
何か気になるんだけど……。
「とりあえず私達も寝ましょうか。大鏡をつけておけば何かあったら分りますし……」
「そうだね〜。そうと決まったら寝よ寝よ〜」
「ノゾミ様、最近言ってませんでしたが、ノゾミ様はどんどん女神らしさから外れていますよ!! もっと、いつ如何なる時も女神らしくしている必要があるのです!! ノゾミ様はもう新米女神ではないのですよ!! 後輩女神もいるのですから、しっかり女神らしくしてください!!」
うわぁ〜、こんな時にシロのお説教なんて……。
則子さんとアンリちゃんが口出し出来ないくらいのお説教。
私が逃走したい……。
「聞いているのですが!!」
「はい〜」
シロのお説教は久しぶりに二時間コースだった。
「やっと終わった〜」
流石に堪えた。
横で一緒になって聴いていた、則子さんとアンリちゃんに申し訳なかったけど。
「ノゾミ様!!」
「えっ、もう勘弁してください!!」
「違います!! 大鏡を!!」
私達はシロの声で大鏡を見た。
そこには、よく眠る三人の姿があった。
「なに、ただ寝てるだけじゃない」
「いえ、部屋の入口を見てください」
言われた通り、部屋の入口を見てみると。
この家に、案内してくれたお爺さんがいた。
いや、お爺さんだけじゃない、この家の人や、見た事ない人もいる。
「これって……」
「早く三人を起こしましょう!!」
「これはノゾミ様がフラグを立てたせいではないでしょうか?」
「フラグ? あっ、あの時の……」
シロが返答を返してくれなかったあれか。
今思えば、確かにあれはフラグでしかない。
「って、これって私のせい? ミリン〜、レモン〜、ナナさん〜、起きて〜!!」
私は大声で叫んだ。
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