第144話 海底ダンジョン
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エリア様からの差し入れであるフルシールを飲んだ三人は、なんとか元気を取り戻した。
フルシールは飲んだ人を正常な状態にする効果があるようだ。
「なんか元気出たから、さっさと終わらせるわよ」
「分かってるわぁ〜」
「任せなさい!!」
「お菓子ライフの為に!!」
「女のをぉ〜、好き放題する為にぃ〜」
「自堕落ライフの為に!!」
うん、三人共欲まみれだ。
「ところで、さっきミリンが言ってたけど、海底ダンジョンの入口って何処にあるのか誰が知ってる?」
誰も返事をしなかった。
大鏡の地図でも詳しい場所までは書いていない。
こうなったら、困った時のレモンだ。
「レモン、入口を占って」
「え〜、また私〜? めんどくさいな〜」
そう言いながらも占いを始めた。
毎回の事だけど、レモンの占いは頼りになる。
「でたわ!! 暫くここで待機よ!!」
えっ?
なんで?
前の時みたいに誰か来るのかな?
それとも、ダンジョンからやってきたりして……。
そんなわけないか。
一時間が経過した。
「そろそろよ」
レモンは立ち上がった。
すると、海が引いていき、階段が現れたのだった。
どうやら潮の満ち引きで階段が現れる仕組みだったようだ。
「だからここで待機だったんだ」
待機の理由に納得した。
「後、このダンジョンは速攻で攻略しないといけないと出てるからすぐに行くわよ!!」
そう言うと、レモンはダンジョンに入って行った。
そのすぐ後をミリンとナナさんが追った。
海底ダンジョン内では、全体の視点にしてっと……。
中は思ったより、明るかった。
光る苔みたいな物がダンジョン全体に付いていて、それで明るくなっているようだ。
「ぎょぎょ!!」
半魚人みたいなモンスターが現れた。
流石は海底ダンジョンだ。
予想通り水系のモンスターだ。
「さっそく出たわね!! 炎よ纏え!! フレイムソード!!」
いきなり巨大スケルトンを倒した時の大技!!
魔法剣を繰り出したミリン!!
「えい!!」
しかし剣術の方は素人なので、なんとも言えない光景だ。
強いんだけど……。
ミリンはそのまま、魔法剣を維持しモンスターが現れては斬るを繰り返して進んでいった。
他の二人は着いていくだけで、なにもしていないけど。
(このダンジョンのMVPはミリンだな。まぁ、前のダンジョンもミリンだったけど……)
時間をかけずに速攻で攻略するって言ってた通り、30分程で地下5階までやってきた。
そして、そこには草原のダンジョンの時もあった大きな扉があった。
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