第137話 ダンジョン攻略開始
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「えっと、その女神図鑑は預かります。なんとか復元出来ないか試してみます。ですので、後はお願い致します」
そう言って、シロにメモ帳を渡している。
悪口のメモは残せって事なのですね。
「えっと、女神図鑑はお願いします」
「私のせいですので、しっかり直してきますよ!! あっ、大鏡にマップくらいは出せるようにしておきますね」
そんな事出来たのか!!
だったら最初からやってくれたら良かったのに。
エリア様は図鑑だった物を持って帰ってしまった。
「えっと……、ミリン、ナナさん、レモン、そろそろいける?」
疲れ果てている三人に声をかけた。
「あ? まだ働かせる気なの?」
いや、別に働かせてるわけではないんだけど。
「それよりぃ〜、エリア様がぁ〜、いなくなったのねぇ〜」
ナナさん、聞いていたのか。
「なに!! ババアがいなくなっただと!! それを早く言いなさいよ!! これで安心してサボれる!!」
「ちょっ、休んだらダンジョンに入るからね」
「そっちでノンビリ見てるだけのノゾミに言われてもね〜」
うっ!!
それはそうだけど。
「ここ危険!! ダンジョン入るよ!!」
レモンが何かを察知したのか、二人の首根っこを掴んでダンジョンに入った。
「ちょっ、何すんのよ、レモン!!」
「痛いわぁ〜」
ダンジョンの階段を降りると、レモンは二人を解放した。
「敵の気配がしたから」
レモンが優秀になってる。
占いもしてないのに、気配が分かるなんて。
「あ〜、今ノゾミが考えてる事、だいたい分かった。確かに、この世界に来てから、感覚が鋭くなったり、占いの精度って言うのかな? それも上がってる気がするんだよね」
やっぱり。
異世界に行くと力が手に入るのかな?
でも、それならミリン達も力が手に入るはずだし……。
今は考えても仕方ないか。
「とりあえず、慎重に進んでみて。こっちの視点はレモン視点にしておくから、何か見つけたらすぐに言うね」
レモンは大盾持ちだから、前衛にして、ナナさんが真ん中、剣持ちのミリンが後衛と言う、ちょっと異例の隊列にしてみた。
なので、視点は前衛をするレモンなのだ。
「レモン様、前方に何か小さいのが……」
則子さんが何かを見つけたようだ。
でも、私には見えない。
三人は戦闘態勢をとった。
見えてきたのは少し大きいネズミだった。
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