第135話 草原のダンジョン
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「レモン凄い……」
正直なんで大盾を選んだか分からなかったけど、もしかして、占いで選んだ?
二人がポンコツだと占いに出て、サポート出来る大盾にしたとか?
考えすぎかな?
まぁ、とにかく……。
「三人共、お疲れ様」
「あっ、ノゾミ、あんた、何にも役にたってないね」
うっ!!
それを言わないでよ。
私も思っているんだから……。
「……はい、もっと頑張ります」
「それはそうと、女神補佐ミリン、女神ナナ、なんですか? あの戦い方は……、同じ女神として情けない」
いやいや、情けないって、普通の人が戦ったらあんなものじゃないですかね?
って思ったけど、言わない。
余計な火は起こさないに限る。
「なっ、私達はか弱い女神なのよ!! 筋肉質なババアに言われたくないわよ!!」
ああ……、またそんな事言って……。
エリア様はしっかりとメモしてるし……。
「そうですか……、ですが、女神レモン!! 貴女は素晴らしかったです!! なので……しましょう」
んっ?
今、なんて言った?
良く聞こえなかったけど、減刑って言った?
もしそうなら、レモンは助かったのかな?
まぁ、確認する勇気はないのだけど。
「そんな事より、戦って疲れたんですけど〜、もう歩けませ〜ん!!」
そんな疲れるまで戦ったかな?
まぁ、現場にいないから分からないけど。
「レモンさぁ〜ん、占いでぇ〜、どうすれば良いのかぁ〜、占ってぇ〜」
困った時のレモンの占いだ。
レモンはすぐに占い始めた。
いつもなら渋るのに、今回は自分の命もかかっているからすぐに始めたのだろう。
「でたわ!! って、すぐに移動しないと!!」
レモンは慌てている。
よくない結界が出たようだ。
「なにが出たの?」
私はレモンに聞いてみた。
「ノゾミ達は安全だから良いけど、もうすぐここに魔王軍が来るとでたわ!!」
魔王軍が来るのか……。
「って、逃げないと!!」
今のミリン達では、手も足も出ないだろうから。
「なら、早くダンジョンに向かいなさい!!」
うわぁ、エリア様の鶴の一声だ。
魔王軍が来ると言うのもあるけど、エリア様の一言が、ミリン達の足を動かしたように見える。
ダンジョンまではまだ距離があるけど頑張って。
しかし、こんな苦労もしてみたかった。
なんで異世界に一番行きたい私が戻されてるんだろ?
ミリン達が羨ましく思える。
歩き続けて四時間がたった。
ようやく目的地である、草原のダンジョンに辿り着いた。
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