第131話 対策
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ランダムテレポートをしてからどのくらいの時間が経っただろうか?
かなりの魅力を持っていかれた為、疲れ果てて眠ってしまっていた。
「あれ? いつの間に寝ちゃったんだ……はっ!! ミリン達は?」
私は慌てて大鏡を見たが、ミリン達も何処かの建物の中で眠っていた。
周りには誰もいないようでとりあえず安心した。
「良かった……」
さて、皆を起こしてから対策を話さないと。
「エリア様、シロ、則子さん、アンリちゃん起きて!!」
私の呼びかけに応えるように皆が起き始めた。
則子さんとアンリちゃんは寝ぼけてるようだけど、少しして今の状況を思い出したのか、慌て始めた。
「とりあえずランダムテレポートは成功したようですね」
エリア様は一安心といった顔をしている。
「それでこれからどうしましょうか?」
まさかエリア様の薬を飲んでも魔法が使えないとは思わなかったし。
「……それなのですが、もう打手がありません」
はい、対策会議終了ですってわけにもいかないけど、もう世界は救えない。
魔法の使えない、ただの女神の三人には無理だ。
「エリア様、なんとかならないのですか? このままでは先輩女神様達が……」
則子さんは優しいと思ってしまった。
私はあの三人だし、もういいかな?って思っていたからだ。
「……おそらくですが、あの世界で戦える武器とかを手にすればあるいわ……」
武器か……。
それも現実的ではないけど、魔法が使えないのならそれしかないのかな?
「女神ノゾミ、女神図鑑であの三人に最適な武器があるか調べてください。女神ノゾミが七級女神になった事で調べられるはずです」
あの女神図鑑って女神の等級が関係あったのか。
全然知らなかった。
私は言われた通りに女神図鑑で調べてみた。
すると、とあるダンジョンの奥に我儘の剣、虜の弓、堕落の盾と言う物がピッタリと出てきた。
それぞれ違うダンジョンにあるみたいだけど、それが最適らしい。
てか、三人にピッタリのネーミングで驚いた。
「では、そのダンジョンに行ってもらいましょう」
いやいや、そんな簡単に言わなくても。
今のままダンジョンに入ったら全滅間違いなしですよ。
その事をエリア様に言うと笑って誤魔化してきた。
その後話しは続き、近くの町で爆弾とか遠距離系の武器を買ってから、ダンジョンに向かってもらう事にした。
問題があるとしたら、その町がどこにあるのかと、その町が神や魔王達に占領されていないかと言う所だ。
まぁ、そこは祈るしかない。
(良し、ミリン達を起こすかな)
私達はミリン達に声をかけた。
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