第126話 問題女神達の異世界冒険
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「ノゾミ、あんた昼夜問わず私達のサポートしなさいよ」
「そうね、私達はここの情報なんてもってないんだから」
「そうねぇ〜、私はぁ〜、二人の身体のメンテナンスをぉ〜」
「「「しないでいい!!」」」
ナナさんがいると話が脱線しやすい。
それで、昼夜問わずサポートしろって?
冒険が出来ない私に?
「冒険が出来ない私にって顔しない!! ノゾミがサポートしてくれなきゃ世界は救えないのよ!!」
それは分かるけど……って!!
「なんで、私の顔が分かるのよ!!」
相手からは見えないはずなのに。
「あ〜、それ? 女神だからじゃない? こっちからも窓みたいな物が見えて、ノゾミの顔が見えるのよ」
あ〜、だから目線があうんだ。
「それならその窓に触れないの?」
私に言われ、窓を触ろうとするがダメみたいだ。
「ダメね!! 手がすり抜ける、窓に触れて、中に入れたら帰れたのに」
まぁ、たとえ触れても帰って来ちゃダメだけどね。
「それで、ここから何処に行けば良いの? ノゾミはさっきまでここにいたから分かるかもだけど、人っ子一人いないわよ」
確かに廃村という感じではなかったが、村には誰もいなかった。
「ん〜、とりあえずその村を暫くの拠点にさせてもらって、こっちでいろいろ考えるかな?」
あの三人に全てを任せたらダメだ。
何しでかすか分からないなら、私達が頑張らないと。
「分かった、ならここの大きな家にいるから」
そう言って、ミリン達は家の中に入っていった。
そして、家に置いてあった食べ物を食べ始めてしまった。
「ちょっ、そんな勝手があるの?」
緊急事態だから少しは仕方ないかもだけど、いきなりバクバク食べ始めるなんて……。
「何言ってんのよ!! 食べなきゃダメでしょ!! お腹が空いたら戦いも始まらないだっけ? そんなことわざがノゾミの元の世界にあるんでしょ?」
お腹が空いたら戦いも始まらない?
えっと、なんだっけ?
聞いたことあるような……、あっ!!
「もしかして、腹が減っては戦はできぬの事?」
「そうそれ!!」
そうそれじゃない。
お腹が減ったのは分かるけど、家の人が帰ってきたらどうするの。
村は古びてはいるけど、この食料の保存状態、さらに家の中も比較的に綺麗な感じで、掃除もされている感じがする。
となると、まだ誰が住んでいる可能性が高い。
ガタ!!
「ねぇ、今何処かから音しなかった?」
「ふえ? ふった?」
「口のもの無くしてから喋って……」
ミリンは大急ぎで飲み込んだみたいだ。
「音なんてした? それより、食べて寝る方が先決よ!! 外を見て、もう暗くなってきたんだから……ってなに!!」
ミリン達の視界に大鏡を切り替えてみた。
七級女神になった事の特典の一つみたいだ。
任意で視点を変えられるようだ。
そこで見えたのものは、外をあるくゾンビの姿だった。
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