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第125話 残された三人

本日更新分です。


宜しくお願い致します。


漫画が大好きなので、夢は大きく書籍化です。


感想や評価頂けたら励みになりますので宜しくお願い致します。

「さぁ女神ノゾミ、急いで大鏡の部屋に!!」


 私達は大至急大鏡の間に向かった。


「着きました!! エリア様、急いで繋いでください!!」


「分かっています!! 大鏡よ、特級女神エリアの名のもとに、女神補佐ミリン、女神ナナ、女神レモンの三名の姿を映せ!!」


 大鏡にゆっくりと映し出されてきた。

 さっきまで私がいた異世界が。

 そう、これから私の異世界冒険が始まるはずだった異世界が。


「ちょっ、ババアとノゾミ、ノリコにアンリは何処にやったのよ!! 私が楽出来ないじゃない!!」


「私のぉ〜、ハーレム要員をぉ〜、返しなさあぃ〜!!」


「私も何処かに送れ!!」


(うぁ〜、この三人は……)


 それぞれ自分の主張を言ってるよ。


「やつらは、これから侵略される女神神界に送り返したのよ!! しかし、お前達は運が良い!! ポータブルサークルリバースはもうないのだ!!」


 それなら、三人がこっちに戻ってくることはない。

 三人には神達の野望を食い止めもらわないと。


「ミリン、ナナさん、レモン、聞こえる? ペルセポネーを倒して!!」


 私は三人に語りかけた。


「ノゾミ? あんた私とかわりなさいよ!!」


「ちょっ!! 代われるなら代わりたいわよ!! なんで異世界冒険したかった私がまたサポートなの!! ペルセポネー、あんたマジで許さないから!!」


 聞こえるか聞こえないか分からないけど、ペルセポネーに許さない事を言ってみた。


「ふはは、この私に啖呵を切るか!! よかろう、この女神三人は暫く生かしといてやる!! 無理だと思うが、魔王城まで来れれば、相手をしてやろう、ふはははは」


 そう言って、ペルセポネーは飛び去ってしまった。


「とりあえず、危機は去りましたね。女神補佐ミリン、女神ナナ、女神レモン、三人で世界を救うのです!! サポートは女神ノゾミに任せます」


 いや、任されましても……。


「嫌だ!! なんで私がそんな面倒くさい事を!! ババアがこっちに来てやってよ!!」

 

(うぁ〜、エリア様が行けない事を分かってるのか、かなり強気だ)


「私はぁ〜、異世界の美少女をぉ〜」


(ナナさん、あなたって人は……)


「なんで私が……」


(それは私が言いたいのよ!!)


 この三人で異世界を救うなんてどんな事よりも難しいんじゃ……。


「あなた達!! 女神の使命を果たさないというなら、女神資格を取消します!! さらにミリン、あなたにはスペシャルで例のあれです!!」


 いったいどんな事をしようとしているのだろう。

 恐ろしい。

 それにあれってなんだろう?

 そこは気になる。


「やります!! だからあれだけはお許しを!!」


 ミリンが真っ先に声を上げた。


(いやいや、だからあれってなに?)


「女神ナナ、あなたからは美少女を取り上げます!! あなたを牢にいれ、美少女成分の摂取は一切出来なくします」


 美少女成分ってなに?


「やるわぁ〜」


 ナナさんにとっては死活問題か。


「私はどんな手でもやらないわよ!!」


 レモンが頑なに嫌がっている。


「女神レモン、あなたには強制労働です!!」


 いや、それでやるとは思えな……。


「やらせていただきます!!」


 やるのか!!


「よろしい、では女神ノゾミ、後は任せましたよ!!」


 三人をやる気にさせて、エリア様は部屋を出てしまった。

 手伝ってくれないのか……。

 

(はぁ、あの問題三人を導かないといけないなんて……)

お読み頂き、ありがとうございます。


「女神ノゾミにも冒険をさせてあげてください」と思ってくださった方はブックマーク登録や↓の『☆☆☆☆☆』を『★★★★★』にして頂けたら嬉しいです。



よろしくお願いします!

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