第122話 いざ異世界へ
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「なにを喜んでいるのですか?」
あっ、ヤバい。
異世界転生に憧れてるなんて言えないよね。
「いえ、ちょっと……」
少し大人しくしていよう。
「エリア様、ノゾミ様は異世界の冒険に憧れているのです」
「ちょっ、シロ!!」
暴露されてしまった。
「そうだったのですか、でも、これは遊びではありませんよ!! 我々女神と神達と戦争です!!」
戦争とは物騒だ。
「それよりぃ〜、なんでぇ〜、私達がぁ〜、行くのぉ〜? いつものぉ〜、転生者をぉ〜、行かせればぁ〜、良いんじゃないのぉ〜」
確かにそうだ。
いつもなら、その世界を救わせる転生者がいるはずなのに。
「それなのですが、その世界は神界の者のせい結界が貼られていて、転生者が迎えない場所になっているのです。ですので、その結界を抜けられる私達が行くしかないのです」
転生者者がいけない理由は分かったけど……。
「それで? なんで私達なのですか? ババ、いやエリア様」
エリア様がミリンを睨みつけている。
「はぁ〜、二度の襲撃を撃退したというのが建前ですが、本音は女神補佐ノリコとアンリがいるからです」
何故その二人?
「私達ですか?」
「はい、私達女神は転生者が持つ強いスキルが殆どありません。ですが、二人は元転生者と異世界人です。我々より強いスキルがあります。ですので、撃退経験のある皆さんとノリコさん、アンリさん、そしてこの私の8人で神界の企みを完全に潰すのです!!」
なるほど。
そう言う事なら頑張らないと。
「分かりました、それでいつから行くんですか?」
「今からですよ、すでに女神シティの中央に転移用の転移陣を設置させています。そこから飛びます」
もうそんなに準備が進んでいたのか。
「あたた、お腹が痛くなってきた」
「あっ、私も」
ミリンとレモンは腹痛を訴えてきた。
(これは仮病だな)
「あらあら、これは大変ですね!! 二人は異世界にはいけないですね」
「いたた、残念だけど無理そう」
「なら、女神病院に入院してもらい、巨大注射で点滴をし、その後、お腹を切り裂いて手術をしてもらいましょう」
怖い事を言っている。
「あっ、治りました」
「私もです」
「そうですか、では行きましょう」
二人は観念して着いてきた。
転移陣の場所に辿り着いた私達。
「あの、装備とか整えなくて良いのですが?」
このまま行くの危険なんじゃ。
「いえ、このまま行きます。ここの装備では目立ってしまいますし、それに現地に着いたら、現地の服に着替えますので」
そういう事か。
「では、転移陣に乗ってください」
私達は転移陣に乗り、そのまま女神神界を後にした。
「着きましたよ!!」
一瞬で着いてしまった。
そこは夢にまで見た、異世界が目の前に広がっていた。
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